折りたたみiPhone。今から“覚悟”しておいたほうがよさそうな理由
2026年から2027年の登場が噂されているApple初の折りたたみiPhone。その価格について、米ドルで2300ドルからという説がでています。
日本円ではざっくり30万円オーバー…。
複数アナリストが予想
折りたたみiPhoneの価格について語っているのは、英国銀行バークレイズのアナリスト、Tim Long氏。予想価格は2300ドルから。
Appleアナリストでお馴染みのミンチー・クオ氏も、以前、価格に触れており、クオ氏の予想も2000ドルから2500ドルで同価格帯。
2000ドル超えは固いかも…。
価格を比較
折りたたみiPhoneが2300ドルだとして…。為替があるので、まず単純にドルで比較してみます。
Google Pixel 9 Pro Fold:1800ドル
Samsung Galaxy Z Fold 6:1800ドル
iPhone 16 Pro Max:1199ドル
2026年リリース予想なので、2024年リリースのGoogle/Samsungと比べるのは少しアンフェアではありますが、まぁけっこう高め。一方、これまた2024年リリースとはいえ、iPhone 16 Pro Maxからは2倍近い値段となります。
日本円(定価)で考えると…。
Google Pixel 9 Pro Fold:25万7500円
Samsung Galaxy Z Fold 6:24万9800円
iPhone 16 Pro Max:18万9800円
2026年に1ドル何円になっているのかはさておき、現状1ドル150円前後。2300ドルなら34万円。
妥当な価格なのか?
噂されている折りたたみiPhoneは、ブックタイプ。開くと大きな画面になるのが魅力です。メインとなる開いたスクリーンは7.8インチ、閉じたときに外側にくるカバーディスプレイは5.5インチ。開いたときは4.5ミリ前後、閉じると9.5ミリ。
リアカメラはデュアルで、フロントカメラは1つ。Face IDは搭載せず、端末サイドの物理ボタンがTouch ID対応。
折りたたみ端末は、折りたためることに価値があり、価格UPの理由もそこにあります。スマホとしてのスペック(主にカメラ)は通常スマホ最高位機種の方が上なのもあるあるです。“折りたたみとしては”妥当。
いや、「スマホ」としては相当高い。特に問題なのは、ライバル2社よりも10万近く高い予想なこと。
…やっぱり、これ相当高いよ。
どれくらいの人が「欲しい!」と思えば、Apple的合格ラインなの?
Long氏は、iPhoneシリーズ史上最も高額となる折りたたみiPhoneは、予想した高価格では販売台数も制限されると考えています。一方で、クオ氏は高額にもかかわらず欲しいという人はいるはずだと予想。
どれくらいの人が「欲しい!」と思えば、Apple的に合格ラインなのでしょう。Apple Vision Proは社会的には到底ヒット商品と呼べるにはいたりません。しかし、後継機が噂されていることから、最初からある程度長い目で見る構えなのでしょう。同じチャレンジング枠なら、折りたたみiPhoneも販売台数はそんなに問題じゃないの…か?
一方、SamsungのGalaxy Z Fold/Flip 6は両モデルともに、Samsungの想定より売り上げが低かったことで、後継機は販売台数減少とも言われていますが。
Source: MacRumors