バイデン氏、2500人を追加で減刑 非暴力の薬物犯罪者対象

 バイデン米大統領は17日、非暴力的な薬物犯罪で有罪判決を受けた約2500人の刑期を減刑すると発表した。歴代大統領の中で最も多くの恩赦・減刑を行ったと述べた。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[17日 ロイター] - バイデン米大統領は17日、非暴力的な薬物犯罪で有罪判決を受けた約2500人の刑期を減刑すると発表した。歴代大統領の中で最も多くの恩赦・減刑を行ったと述べた。

ホワイトハウスが発表した声明によると、「現在の法律・政策・慣行の下で受けるべき刑罰と比較して、不当に長い刑期を務めている」受刑者が対象になる。

クラックコカインと粉末コカインの不当な刑罰の差や、薬物犯罪に対する過去の厳しい刑罰強化措置に基づいて判決を受けた人々に、恩赦による救済を提供するとしている。

バイデン氏は昨年12月、連邦法違反で刑が確定した死刑囚40人のうち37人について、仮釈放なしの終身刑に減刑した。また同月、非暴力犯罪で有罪判決を受けた39人を恩赦し、長期刑に服している約1500人を減刑すると発表した。 もっと見る

バイデン氏は、銃を不法に購入した罪などに問われた息子のハンター氏に恩赦を与えたことで批判を受けている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: