【バレー世界選手権】トルコに敗戦 日本は3位決定戦で15年ぶりのメダル獲得へ切り替え イタリアorブラジルどちらも格上と強敵に立ち向かう

世界選手権の準決勝を戦う石川真佑選手(写真:時事)
バレーボール女子 世界選手権(8月22日~9月7日、タイ)決勝ラウンド準々決勝でオランダにフルセットの死闘の末、勝利した日本(世界ランク5位)は47年ぶりの決勝進出に向け、トルコ(同4位)と対戦。セットカウント1-3で敗れました。ネーションズリーグでは準々決勝でフルセットの末、日本が勝利していました。第1セット、日本は10-10から佐藤淑乃選手がアタックで得点すると、ブロックポイントなど4連続ポイントでリードを広げます。日本の移動攻撃や、山田二千華選手のサービスエースでトルコをほんろうし、7点リードで先に20得点に手をかけると、最後は相手のサービスミスで25-16でセットを奪います。第2セットは序盤にトルコのエース・バルガス選手のアタックを止めた日本。それでもトルコはバルガス選手を中心に得点を重ねていきます。流れが傾きかけますが石川真佑選手が確実に決めていき勢いをとめます。しかし高さのあるトルコに苦しめられる日本は17-25で落とします。第3セット、序盤にリードを奪われた日本は長いラリーを制し7-7で追いつきます。離されないよう粘る日本ですがトルコに4連続得点を許してしまいます。トルコの攻撃に崩されていく日本、スパイクがなかなか決まらず、18-25でこのセットも落としました。後がない日本は、第4セットも開始早々2連続ポイントを取られるも、和田由紀子選手のアタックなどですぐさま取り返します。一進一退の攻防を続け、小島満菜美選手の決死のレシーブを和田選手が決め、8-7で逆転に成功。トルコの高いブロックに阻まれるも巧みな技でそのすきをくぐり抜ける日本。1点を取り合う状況が続きます。関菜々巳選手のサーブで崩すと和田選手がスパイクを決めようやく2点差と広げます。さらに和田選手のサービスエースが決まり3点リードで20得点をつかみます。セットポイントをつかんだ日本ですが、3連続ポイントを奪われデュースに持ち込まれます。さらにマッチポイントを奪われ25-27、セットポイント1-3で敗れました。

敗れた日本は、3位決定戦に回ります。この後行われるイタリア(同1位)とブラジル(同2位)の敗戦した方と対戦。どちらも格上と厳しい戦いは続きますが、2010年大会以来15年ぶりのメダル獲得へ向け気持ちを切り替えます。

▽決勝ラウンド日程&結果【1回戦】オランダ 3-2 セルビア日本 3-0 タイイタリア 3-0 ドイツポーランド 3-2 ベルギーフランス 3-1 中国ブラジル 3-1 ドミニカ共和国アメリカ 3-0 カナダトルコ 3-0 スロベニア【準々決勝】日本 3-2 オランダイタリア 3-0 ポーランドブラジル 3-0 フランストルコ 3-1 アメリカ【準決勝】トルコ 3-1 日本イタリア - ブラジル【3位決定戦】日本 - イタリア対ブラジルの敗者(7日)【決勝】

トルコ - イタリア対ブラジルの勝者(7日)

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