【役所メシ】東京都庁の「都庁ラーメン」のインパクトはプロジェクションマッピングを超えている

いきなりだが、都庁の職員食堂は一般利用可能だそうだ。名物メニューは「都庁ラーメン」で、ラーメンの上に「都庁」と印字されたデカい焼き海苔が乗っているらしい。先日、仕事で訪れた知人が注文して「爆笑」とリアクションをしていた……めっちゃ気になる。

というわけで今回は、都庁第一本庁舎32階の職員食堂へ。実際に都庁ラーメンとやらを注文してきたので詳しく紹介したい。

・都庁へ

プロジェクションマッピングでその名を轟かせた東京都庁は、新宿駅西口から10分ほど歩いた場所にある。調べたところ食堂だけでなく、45階の展望室も一般向けに開放されているそうで、とくに週末は観光客で賑わっているらしい(食堂は土日休み)。

・来庁手続き

今回の目的地である職員食堂を利用するには来庁手続きを行う必要がある。端末の案内に従い、氏名や訪問先などの必要事項を入力してQRコードを作成しなければならない。

印刷したQRコードを受付の警備員に提示して「一時通行証」を受け取り、セキュリティゲートにかざして庁舎内へ。という流れである。「食堂はオレンジ色のエスカレーターで32階です」と警備員さん。

なお、12時から13時は都庁で働く方々も食堂を利用するため混雑必至。昼食は11時から14時まで注文できるので、できれば空いている時間を利用したい。ってことで、11時過ぎに食堂へ。

・都庁第一本庁舎32階職員食堂

食堂の入口に並んでいる食券機で注文をする。「都庁ラーメン(630円)」が1番目立つところに表示されていた。やはり都庁といえば都庁ラーメンなのだろうか。

和食・洋食・中華・カレー・パスタなどなど、メニューはかなり豊富。都庁ラーメン以外にも名物はありそうだが、この流れで都庁ラーメン以外は頼めないだろう

食券を13番カウンターに持って行って、その場で調理をしてもらう。最後に噂の焼き海苔を乗っけたら完成だ。出てきたのは……

元祖 都庁ラーメン!

・都庁ラーメン

「都庁」ではなく、正確には「元祖 都庁ラーメン」と印字されていた。いずれにせよインパクトは強烈。しかも写真では分かりにくいが、なかなかハンパないボリュームである。なんでも麺量が通常の約1.5倍らしい。

ただまあ味は一般的な食堂の醤油ラーメンといった感じ。いわゆる役所の味だ。一言でいえば、見た目のインパクトにステータスを全振りしたようなラーメンである。

ややウェーブがかった中華麺は喉越しがよく、スープとの絡みも無難。特筆すべき個性はないけど “普通に美味しい” という基準をしっかり守っているラーメンと言えるだろう。

特別な日に選ぶほどではなくても、仕事の休憩時間につい選んでしまう安定感はある。新宿エリアで630円、さらにこのボリュームなら注文する人は一定数いるはずだ。

というわけで、衝撃的な見た目と懐かしい味のギャップを楽しみたい方はどうぞ。むしろ都庁の食堂には他にも美味しそうなメニューがたくさんあったので、機会があれば足を運んでみてほしい。それではまた!

・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称:都庁第一本庁舎32階職員食堂 住所:東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁 第1本庁舎32F 時間:8:00〜17:00 / 昼食11:00〜14:00 休日:土・日・祝日

執筆:砂子間正貫 Photo:RocketNews24.

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