フェルスタッペン「もう帰りたいと思った」レッドブルの抗議はスチュワード却下…本人「もうどうでもいい」

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記事要約

・F1マイアミGP後、レッドブルは黄旗中のラッセルの走行に抗議したが、スチュワードに却下された。

・黄旗下では「減速義務」があるが、具体的な基準がなく、判断がドライバーや状況に依存する。

・フェルスタッペンは抗議結果に無関心で、「もうどうでもいい」と発言し冷めた反応を示した。

F1マイアミGP終了後、レッドブル・レーシングはジョージ・ラッセル(メルセデス)に関するイエローフラッグ(黄旗)の件で抗議を行ったが、失敗に終わった。

レース中、ガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー)がフェラーリ製パワーユニットのトラブルでコース脇にマシンを止めた際、黄旗が振られ、2回目のバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。このとき、3番手を走るラッセルのすぐ後ろにいたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、「ジョージがアクセルを離したかどうか確認して。あそこはイエローだったんだ」とチームに無線で依頼していた。

■レッドブル、黄旗中のラッセルの行動に抗議も棄却

フェルスタッペンの発言を受けてレッドブルは、ラッセルに5秒のタイムペナルティが科されればフェルスタッペンが3位に繰り上がる可能性があるとして、「ラッセルが減速しなかった」と抗議を提出。しかしスチュワードは「(ラッセルは)通常のレース速度よりもかなり遅かった」として抗議を却下した。

■黄旗区間の減速基準はあいまい

レギュレーションでは、黄旗は「その区間に危険が存在する」ことを示すフラッグであり、当該区間では“通常よりも速度を落とす”必要がある。ただし、具体的に何km/h減速すべきか、あるいは何%落とすべきかといった明確な数値は定められていない。つまり、絶対的な速度ではなく、ドライバーが危険を認識して注意深く走行することが求められる。感じ方には個人差があるため、減速の程度にもばらつきが出てしまうのが実情だ。

■フェルスタッペン「もうどうでもいい」

とはいえ、調査を依頼したフェルスタッペン自身は、その結果にさほど関心を持っていない様子だった。

「3位でも4位でも大した違いはないよ。そんなことのためにF1をやってるわけじゃない。途中で“もうどうでもいい、早く帰りたい”って思ったくらいさ」と率直に語った。

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