Appleがセキュリティアップデートを配信。iPhoneもすぐアップデートして(ライフハッカー・ジャパン)
セキュリティアップデートの中身はどのアップデートも全く同じです。 すべてのアップデートでは、デバイス全体で2つのセキュリティ脆弱性が修正されています。 CVE-2025-31200:Appleの音声処理API「CoreAudio」に存在する欠陥。攻撃者が細工したメディアファイルを再生させることで、任意のコードを実行される恐れがあります。 CVE-2025-31201:メモリ破損を防ぐためのセキュリティ機構「PAC(Pointer Authentication Codes)」に関連するRPACの脆弱性で、これもコード実行に悪用される可能性があります。
これら2つの脆弱性が特に深刻な理由は、実際に悪用されている点です。 今回の2件については、Appleによると「iOS上でごく特定の対象者を狙った、非常に高度な攻撃」でこれらの脆弱性が悪用されているとのことです。 これは、iOS 18.3.2で修正された脆弱性について言及した際と同じ表現が使われています。 iOSとiPadOSのアップデートでは60ものセキュリティ脆弱性が修正され、Mac向けアップデートでは120を超える脆弱性が修正されました。
繰り返しになりますが、今回のセキュリティパッチは、実質的には通常のソフトウェアアップデートです。ですので、いつものソフトウェアアップデートと同じ手順でインストールできます。 ほとんどのAppleデバイスの場合、「設定」(macOSでは「システム設定」) > 「一般」 > 「ソフトウェア・アップデート」の順に進み、画面の指示に従って最新のアップデートをダウンロードおよびインストールすれば完了です。
ライフハッカー・ジャパン編集部