ビットコイン、11万7000ドル超えまで反発──ギャラクシーが古株クジラの約1兆3300億円相当のBTC売却を完了後(CoinDesk JAPAN)
ビットコイン(BTC)は7月25日、11万5000ドルを下回る夜間の下落から反発し、過去2週間取引されていたレンジに戻った。 ビットコインは当記事執筆時点で、11万7200ドルで取引され、過去24時間では1.2%下落している。 一部のアナリストは、価格の急落は資産管理会社のギャラクシーが夜間に大量のビットコインを取引所に移動させた時期と一致していると指摘した。 これは、今月約90億ドル(約1兆3300億円、1ドル=148円換算)相当のビットコインを取引デスクに送金したビットコインの「クジラ(大口保有者)」に関連する可能性が高いとされている。 これらのウォレットはビットコインの初期からビットコインを保有しており、10年以上休眠状態だった資産を移動させたものである。 ギャラクシーは25日、顧客の代わりに8万BTCの売却を完了したと認め、これを「暗号資産の歴史上、最も大規模な名目上のビットコイン取引の一つ」と強調した。 その売却は、投資家の相続計画の一環だったと、ギャラクシーは説明した。 クジラの売却圧力が過ぎ去った今、一部のアナリストは底値がすでに形成されたか、近い将来に形成される可能性があると予測した。 暗号資産レンディング業者Lednの最高投資責任者(CIO)ジョン・グローバー氏は、自身のエリオット波動分析に基づき、ビットコインが25日または週末にかけて局所的な底値を形成し、その後新たな最高値更新に向けた上昇を続ける可能性があると述べた。 「(本日中か週末までに底値の形成が)完了次第、13万2000ドル付近まで上昇することで、3波を完了させる見込みだ」と、グローバー氏は市場レポートで主張した。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:Shutterstock|原文:Bitcoin Rebounds After Galaxy Completes Sale of $9B BTC From Satoshi-Era Whale
CoinDesk Japan 編集部