衝撃の50%値上げ--中国OnePlusの新型ウォッチ、「手頃」のはずが競合より高価に(CNET Japan)
優れた新型スマートウォッチの1つが米国で発売されたばかりだが、その価格はすでに大幅に上昇している。 【画像】公式ストアの購入画面 中国のOnePlusは2月に「OnePlus Watch 3」を発表したが、本体裏面の表記が「Made in China」ではなく「Meda in China」と誤っていたため、発売を延期していた。 発表時の価格は329.99ドル(約4万7000円)だったが、理由の説明がないまま499.99ドル(約7万2000円)に変更された。170ドル(約50%)の値上げだ。 複数のメディアは価格設定が誤りではないかと推測したが、OnePlusはこれが正しい価格だと認めた。値上げの理由は示されていないが、米中関係の悪化と両国の大規模な関税引き上げが原因と考えられる。米国では、こうした関税の影響でスマートフォンの価格も上がる可能性があるため、値上げ前に買おうとする動きが広がっている。 OnePlusは学生向けに5%の割引を提供しており、これで約25ドルは安くなるが、それ以外に購入価格を下げる方法はない。 米ZDNETのMatthew Miller記者は3月にこのウォッチをテストした際、バッテリー持続時間や使い勝手、デザインを高く評価し、「手頃な価格で手に入る、美しく機能的なスマートウォッチ」と評していた。 参考までに、「Pixel Watch 3」は399ドル、サムスンの「Galaxy Watch Ultra」は419ドルだ。関税の影響でこれらも今後値上がりする可能性はあるが、現時点ではOnePlus Watch 3がこの中で最も高い。価格の上昇は、このウォッチの普及を妨げる要因になるかもしれない。 それでもOnePlus Watch 3は競合製品と比べて多くの利点を持つ優れた製品だ。今は少し高くなってしまったが。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。