今永昇太、シカゴのエースが復帰戦でいきなり輝きを放つ(J SPORTS)
カブスの今永昇太は現地6月26日(日本時間27日)、敵地『ブッシュ・スタジアム』でのカージナルス戦に先発登板。
5月4日以来となる復帰戦で5回77球を投げ、1安打無失点3奪三振1四球と快投し、今季4勝目を挙げた。試合はカブスが3-0で投手戦を制し、セントルイスでのシリーズを2勝2敗の五分とした。
◆試合結果 カ ブ ス |0 1 0 1 0 0 0 1 0|3 カージナルス|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
現地局『ESPN』は試合後、電子版に「カブスの左腕ショウタ・イマナガが輝きを放ち、負傷者リストからの復帰戦で勝利」と題した記事を掲載。
その中でこの日の投球について、「イマナガ(4勝2敗)は77球を投げ、49球をストライクとし、打たれた安打は初回のメイシン・ウィンに許した1本のみだった。その後、彼はこの日唯一の四球を出すまで、打者10人を連続して打ち取った。イマナガは3奪三振をマークした」と要約した。
その上で、この試合でマスクを被ったカーソン・ケリーによる「彼は本当に良い仕事をしてくれた。彼は立ち上がりから速球とスプリットを確固たるものとした。彼がとても良かったのは、この2球種を良いコースに制球し、有利なカウントを作ったところだね」とのコメントを伝えた。
また、記事によるとクレイグ・カウンセル監督は、復帰戦の今永について「彼は環境をコントロールしていた。彼は(戦線離脱することなく)これまで毎回ローテーションを守ってずっと先発登板してきたように見えた」。
「こういう先発登板の時は、ついついテンションが上がり過ぎてしまう傾向がある。彼は自分の頑張るレベルをコントロールしていたように思うし、彼のエネルギーのレベルは素晴らしく、それが良い投球を決めることに繋がったんだ」と述べたとのこと。
さらに記事では、敵将オリバー・マーモル監督が今永について述べた、「とにかく速球が効いていた。思ったよりも球威があるんだ。投球のモーションに溜めがあって、それに少し惑わされるし、その上で低めのスプリットが良かった。彼はそれをうまい具合に織り交ぜていた」とのコメントも伝えている。
ナ・リーグ中地区首位でシーズンを折り返したカブスに、頼もしいエースが帰ってきた。
J SPORTS 編集部