再送-シェール技術が地熱発電を後押し、安定的な電力供給源に=IEA
国際エネルギー機関(IEA)は13日、石油とガスの生産急増につながったシェール掘削技術は地熱開発も促進しており、これにより理論上は、インドと米国の需要を合わせた規模の安定した電力源を提供できるとの試算を示した。写真は2008年7月、カリフォルニア州チャイナレイクで撮影(2024年 ロイター/Fred Prouser)
[パリ 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は13日、石油とガスの生産急増につながったシェール掘削技術は地熱開発も促進しており、これにより理論上は、インドと米国の需要を合わせた規模の安定した電力源を提供できるとの試算を示した。
IEAのビロル事務局長は、地熱エネルギーに関する初の報告発表後、地熱エネルギーはデータセンターが必要とする大量の安定したエネルギーを供給するのに適していると指摘。
「シェールで使用されるいわゆる水平掘削と水圧破砕により、新技術が世界的な可能性を解放している。データセンターの電力需要は、地熱エネルギー需要の原動力の一つ」と述べた。
一方、地熱エネルギーは風力や太陽光と異なり安定した電源となり得るが、まだ黎明期にあり政府の支援と大規模な投資が必要だと述べた。
シェール掘削技術は水質汚染や地震への懸念から、石油・ガス産業部門で環境保護活動家らの反発も招いている。
ビロル氏はロイターに、地熱発電の潜在的可能性の75%はまず米国、次いで中国、インドに集中していると述べた。
IEAのデータによると、地熱発電は2050年までに世界全体で800ギガワット(GW)に増加し、世界の需要増の15%を占める可能性があるとみられている。
※システムの設定で、誤って本文が削除されたため再送します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab