「人間と全く変わらない...」中国ヒト型ロボットがカンフーを披露、「酔拳」まで再現する技術力に驚愕(ニューズウィーク日本版)

16日、春節の連休に入った中国でヒト型ロボットたちが見事なカンフーを披露し、グラミー賞受賞アーティスト、ジョン・レジェンドらとともに午年の幕開けを彩った。 【動画】「人間と全く変わらない...」中国ヒト型ロボットがカンフーを披露、「酔拳」まで再現 ロボットが登場したのは、中央広播電視総台が毎年放映している旧正月特番「春節聯歓晩会」。十数体のヒト型ロボットが若い武術家たちとともにカンフー演武に臨み、壁を使った跳躍などのアクロバットを人間と変わらぬ滑らかさでこなした。 なかには、体勢を崩したような動きや独特の足運びが特徴の「酔拳」の動きを取り入れるロボットもあった。 春節聯歓晩会は、1983年の放送開始以来、音楽、コメディー、京劇などの伝統芸能、武術、アクロバットを組み合わせたバラエティー形式の番組として定着しており、中国で最も視聴されている旧正月特番。 今年は特に、人工知能(AI)の応用や仮想現実(VR)グラス、ドローンなど、中国の先端技術が前面に押し出された。 中国はヒューマノイドロボット分野で世界をリードすることを目指しており、習近平国家主席は大みそかの演説でこの分野を戦略産業の一つに位置付けた。実際ロボットは、交通管理や高齢者支援などへと活用の幅を広げている。

海外アーティストの存在感も大きかった。 ジョン・レジェンドは2013年のヒット曲「All of Me」を披露し、フランスの歌手エレーヌ・ロールとともに、1991年のディズニーアニメ映画『美女と野獣』の主題歌をデュエットした。アイルランドのポップグループ、ウエストライフは2000年のシングル「My Love」を歌唱している。 中国国営紙チャイナ・デイリーによると、このイベントは海外の約4000のメディアプラットフォームで放送され、視聴回数は6億7700万回に達した。これは前年から約38%増となる。ギネス世界記録は過去に、この番組を「世界で最も視聴されているテレビ番組」に認定している。 中国国営「CGTN」によると、中国のヒューマノイドロボット産業には現在約150社が参入しており、年間成長率は50%を超える。市場規模は今後数年で拡大し、2030年までに1000億元(約142億ドル)に達する見通しだ。

マイカ・マッカートニー

ニューズウィーク日本版
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