年下のスター候補生に高校選抜脱帽…大津高MF畑拓海は次なる戦いに切り替え「1年目から大学で」
日本高校選抜の一員としてフル出場したMF畑拓海
[2.8 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜4-1日本高校選抜 国立]
「一人一人の技術が高いとピッチの中で感じました」。日本高校選抜の一員としてNEXT GENERATION MATCHに先発したMF畑拓海(大津高/3年)もまた、年下のスター候補生たちに脱帽だった。
24年度のプレミアリーグファイナルを制して日本一に立った大津高の一員。年末の高校選手権でも印象的な活躍をみせた“大津の心臓”は、高校選抜でも中心的な役割を担っている。相手FWの大西利都(名古屋U-18、2年)が「プレミアでやられたので意識していた」と話したのが畑だった。
試合には敗れたが、初の国立競技場でのプレーを感慨深く振り返る。ピッチもいいし、アップの会場も経験したことのないような場所でできたので、自分の今後のキャリアに生かせるのかなと思います」。感じさせられた悔しさも青春の一ページに刻まれた。 ただ高校選抜の活動はもうしばらく続き、このあとは大学選抜と対戦するデンソーカップチャレンジに出場する。グループリーグでは関東選抜B、関西選抜、プレーオフ優勝チームと対戦。高校卒業後に大阪体育大に進学する畑にとっては、一足先にライバルと相対する機会になる。畑も「1年目から大学で活躍したいと考えているので、この段階から結果を残して活躍していくべきかなと思います」と力強く話す。大津高からは主将DF五嶋夏生が怪我の影響もあって不参加。FW山下景司と2人での参加となっているが、「彼(五嶋)の分も頑張りたい。(デンソーでは)点が取れるように頑張ります」と闘志を燃やしていた。
(取材・文 児玉幸洋)