イスラエル軍トップが辞意表明、ハマス襲撃で引責
イスラエル軍のハレビ参謀総長(写真)は21日、2023年10月のイスラム組織ハマスによる奇襲攻撃を防げなかった責任を取るとして、3月6日に辞任すると表明した。2024年10月撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)
[エルサレム 21日 ロイター] - イスラエル軍のハレビ参謀総長は21日、2023年10月のイスラム組織ハマスによる奇襲攻撃を防げなかった責任を取るとして、3月6日に辞任すると表明した。
ハレビ氏は国防相宛ての書簡で「国防軍の指揮権を後任者に移譲する」と表明。同氏の辞任は予想されていた。後任が誰になるかは現時点では明らかになっていない。
カッツ国防相はハレビ氏の軍への貢献に感謝の意を表明。後任が指名されるまで職務継続を要請するとともに、後任を秩序正しく探すと述べた。ネタニヤフ首相もハレビ氏の辞任を受理した。
ハレビ氏に対しては、ガザでの戦争指揮が甘すぎたとしてスモトリッチ財務相ら政府内の強硬派からしばしば批判の声が上がっていた。
ハマスによる奇襲攻撃の責任を巡っては、すでに数人の軍高官が辞任。軍南部司令部のヤロン・フィンケルマン少将も辞任を発表した。
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