【阪神】平田勝男2軍監督、湯浅の復帰に「おーん」2安打の2人に平田節さく裂「新コンビ結成や」一問一答

◆2軍練習試合 韓国・ハンファ8―4阪神(22日・具志川)

 阪神の2軍が練習試合で韓国・ハンファに敗れた。湯浅は約7か月ぶりに実戦復帰。国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」と診断され、8月に退院。昨年7月10日の2軍戦以来の登板は、1回2奪三振で1失点だった。先発の津田は4回4安打1失点だった。

 打線は井上が右翼席へ飛び込む本塁打を含む3安打。育成の新助っ人・コンスエグラ、百崎はそれぞれ2安打を放った。

 以下は平田2軍監督の試合後の主な一問一答

―先発の津田は

「テンポも良かったし、コントロールも。4回はちょっとバテたかな。カウントを悪くして一発打たれたけど。今年取り組んでいるインコースも最初は無難に行ってたけどな。もっともっと練習試合なんやから、インコース使えという話を(した)。今、取り組んでいるんだからね、ちょっとそういうところも試しながら。マックス144(キロ)ぐらいやろ。十分いいピッチングしたんじゃない?」

―井上は

 「彼はノーステップにしたり、いろんなことを試行錯誤をして、上(1軍)でもいろいろ悩んで、宜野座でもね。今、もう踏ん切りついたんじゃない。去年の形に戻して結果というか、ヒットが出たんで。やっぱ気分いいもんだよ。風で入ったとはいえね。ああやってしっかり捉えるから、風にも乗るし、入るし。今日3本? 練習試合とはいえ、そういうところで、気持ち的に乗って行ってくれりゃいいけどな」

―湯浅は久しぶりの登板

「いやいや、もう湯浅さんは今、こうやって投げられている。結果うんぬんじゃなくて。やっぱり力むし、実戦となるとシートバッティングとはまた違うしね。十分、十分。もうこうやって投げられれば。彼は結果が欲しいかもしれんけど、それはもう全然、俺は。今こうやって投げられてるというだけで、順調にきてるということよ」

―ランナー背負うことも試合でしかできない

「良かったやん。だから、今日なんか試合でしか経験ができないミスとかいろんなね。これはもう最高の練習。『プラクティス!』。ゲームがイコール、最高のプラクティスよ。そうでしょ。おーん。なんでも本番だよ、本番。そういうところはやっぱり練習とまた違う。今日の野口にも球際に強い選手になれって言ったけど、ああいうところも含めてね、あれを取るか取らんかで。コンちゃん(コンスエグラ)でも、今日はあえて5回ぐらいまで守らせてみたんだけど、(風が)フォローでいい練習やねん。もうバッティングはコンちゃん見てみ。コンちゃんとモモちゃん(百崎)。モモコンコンビや(笑)。(百崎は)去年安芸キャンプにも連れて行ってもらえなくて、1人で11月ずっと(鳴尾浜で)黙々とやっていたのが今、成果出てきてるやん。モモコンコンビだよ。いや、ももクロじゃないよ。モモコン。新しいコンビ結成や!」

―今後の湯浅のイニング数は

「もうキャンプは投げないんじゃないかな。今日27(球)ぐらい投げたでしょ。もう30(球)が限界というところだったんで。もう今日は投げれて十分なんじゃない。順調、順調。一面で『湯浅復活』なんてさ、出したいところだろうけど、投げられて、順調にいっているということですよ」

―負傷交代した戸井は心配

「でも、思ったよりだいぶいいみたいなんで、トレーナーからの報告はね。あしたの様子を見てという。ドキッとしたけどな。着地した時に膝をちょっとひねったみたい。だから今大丈夫ですという話。トレーナーの方から本人が言ってるというので。せっかくここまで頑張ってきたんでね。ゲーム入ると、そういうプレーでいろんなアクシデントが起こるのはね、これはしょうがない」

―長坂が実戦復帰

「長坂はこれで故障者リストというか、あとは24日の練習試合で、マスクかぶって。故障者リストから外れるっていう形じゃない?」

―町田選手のリードの面は

「落ち着いては見えるけど、バッティングの方はこれからよ。でも、いいサイズしている選手なので、こじんまりしてほしくないからね。あんまり結果を求めちゃうとかわいそうなところがあるから。守りの方はしっかり落ち着いてやってるよ。津田といいコンビでな。津田をうまいことリードしてた。そういうとこやな」

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