ビットコイン価格のボラティリティシグナルが点灯──急騰の兆しか?(CoinDesk JAPAN)
重要なテクニカル指標は、ビットコイン(BTC)の価格がまもなくボラティリティを高め、次の上昇局面につながる可能性を示唆している。 この指標は、ボリンジャーバンドのギャップに基づいている。ボリンジャーバンドとは、価格の20週単純移動平均の上下2標準偏差に設定されるボラティリティの幅のことだ。 このギャップが拡大すると、市場がより活発でボラティリティが高いことを示す。これは、歴史的にBTCの大幅な上昇前に見られる現象だ。一方、ギャップが縮小すると、取引が停滞していることを示す。 ボリンジャーバンドスプレッドとも呼ばれるこのギャップは、これに連動するMACD(マックディー:移動平均収束拡散)ヒストグラムがプラスに転じたことから、まもなく拡大し、強気派にとってプラスの兆候となる可能性がある。 ボリンジャーバンドスプレッドをMACDヒストグラムの入力値として使用することで、強気または弱気のボラティリティシグナルが生成され、乱高下と平静期を特定できる。トレーダーは通常、この指標を使用して価格のトレンド反転を検知する。 上の図の上段には、ビットコインの週足チャートがローソク足形式で表示されている。中段にはボリンジャーバンドスプレッドの広がりが表示され、下段にMACDヒストグラムが示されている。 MACDは現在プラスに転じており、スプレッドの新たな拡大、またはボラティリティの急上昇を示唆している。通常、ボラティリティは価格の方向とは無関係であるため、差し迫った動きは強気にも弱気にもなる可能性がある。 とはいえ、上記のチャートを詳しく見ると、MACDの過去のプラスへの転換(垂直の破線)は、2020年後半と2024年後半の価格上昇を含む、大規模な強気相場の前兆であることが分かる。 歴史は繰り返されるのか、注視しよう。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:Bitcoin Price Volatility Signal Goes Off – Is a Surge Ahead?
CoinDesk Japan 編集部