中国外務省、米中首脳の電話会談否定 「関税交渉せず」

 4月28日、中国外務省は、習近平国家主席(写真右)が最近トランプ米大統領(写真左)と会談した事実はなく、両国が関税を巡る合意の締結を目指している事実もないと述べた。2019年6月、大阪で撮影(2019年 ロイター/Kevin Lamarque)

[北京 28日 ロイター] - 中国外務省は28日、習近平国家主席が最近トランプ米大統領と会談した事実はなく、両国が関税を巡る合意の締結を目指している事実もないと述べた。

トランプ氏は米誌タイムとのインタビューで、中国と関税協定を結ぶために協議しており、習主席から電話があったと主張。中国側はこれを繰り返し否定している。 もっと見る

中国外務省報道官は定例会見で「私の知る限り、両首脳は最近電話会談を行っていない」とし「中国と米国は関税問題について協議や交渉を行っていないことを改めて強調したい」と述べた。

「米国が本当に対話と交渉を通じて問題を解決したいのであれば、(中国への)脅迫や恐喝をやめるべきだ」とも語った。

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