ベッセント財務長官、米中はフランクフルトで再び通商協議実施へ

Kate Sullivan

  • 次回交渉は関税休戦期限の11月10日より前に行われる-ベッセント氏
  • エヌビディアめぐる判断、米国は直近の交渉で中国側に失望伝える

ベッセント米財務長官は、中国との関税休戦が期限を迎える11月10日を前に米中両国がフランクフルトで再び通商協議を行うことを明らかにした。

  ベッセント氏によれば、中国との交渉は「ますます生産的」になっており、中国側も今は貿易合意が「可能」との感触を得ている。

  また、中国当局が米エヌビディアに対して独占禁止法違反の判断を下したことを、米国側は直近で行われた米中通商交渉のさなかに知り、中国の代表団に失望を伝えたという。

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  ベッセント氏は16日のCNBCのインタビューで、マドリードにいた中国側の交渉団がすでにこの判断を把握していたかどうかは分からないと述べた。

  同氏は「エヌビディアのニュースはロンドン時間の午前遅くに流れ、われわれは当然のことながら中国代表団に失望を表明した」と語った。その上で同氏は、エヌビディアのニュースは「進行中の協議やその結果とは何の関係もなかった」と付け加えた。

  さらに動画投稿アプリ「TikTok」の米国内での運営についても言及。米中両国は15日、TikTokを米国で継続運営するための枠組み合意に達している。

  この枠組みの詳細を問われた同氏は、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が19日に予定される電話会談で、最終合意に達すると確信していると述べた。

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原題:Bessent Says US Expressed Dismay to Chinese Over Nvidia Ruling

Bessent: US, China to Hold Talks in Frankfurt Before Nov. 10

(抜粋)

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