追いかけられたら怖すぎる。中国警察が導入したボール型警備ロボ

Image: Rotunbot

SF映画で見たような?

ロボット開発が盛んなこの時代、メカの形状や機能も多種多様です。人型や鳥型などいろいろですが、中国杭州の「Rotunbot」はまん丸の球体型

水陸両用で探索も、防犯用のパトロールや犯人追跡もできる多目的ロボなんです。

球体は意外と万能

ボールのようでも重心があるので転がるのはタイヤ部分だけ。ノイズは低めで地面とは点で接地しているので、移動時の騒音も静かです。

どんな地形でも遠隔操作/自動運転で、時速30kmに達するまでたったの2.5秒と爆速。長距離移動も問題ありません。

The Chinese company #Logon Technology has recently presented the RT-G spherical police robot, designed to move both on land and in water and pursue criminals#Future#Prospective#humanity#NewWorld#robotic#TechTrendspic.twitter.com/ipxLohvF83

— AAMC (@docangelmtz1) November 13, 2024

内部と左右に出っ張ったパーツにはGPS、カメラ、ソナーといったセンサー類が装備され、催涙スプレー、発煙弾、ネットを発射して悪漢を捕縛することも可能。

警笛ホーンと、群衆を解散させる音響発生装置まで搭載されています。

警察が試験導入

本来は水星での探査を念頭に作られたようですが、浙江省温州市の警察が試験的に導入したとのこと。

市街をパトロールしている様子はディストピア感が漂います。

China's police now have a new support: a spherical patrol robot that can hit 30 km/h in just 2.5 seconds. Inspired by a concept originally in Mercury probe project, this high-speed machine is ready to roll on both land and water. #FutureChinapic.twitter.com/q0sdEkYfxB

— China Xinhua News (@XHNews) December 14, 2024
Image: Rotunbot

重さは125kgで最高時速は35km。こんなのに体当たりされたら、たまったモンじゃありませんね(だけに)。

小玉も作られた

開発者は、火災時などに使えるよう手のひらサイズの球体ロボも作ったとのこと。狭い場所の調査にはうってつけですね。

球体だと足や車輪を動かすより、本体が回転した方が省エネで移動できるんでしょうね。

SF映画のアレみたい

映画『スター・ウォーズ』のBB-8みたいでもありますが、これをふたつ用意してバイク型にしたら、完全に映画『ダークナイト』のバットポッドです。

Source: X (1, 2), Rotunbot via Global Times, NEW ATLAS

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