【棋譜速報】棋聖戦第7局…「四冠」一力遼棋聖と「三冠」井山裕太王座、天下分け目の一大決戦
囲碁界の最高位を争う第49期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス)の第7局が12日、甲府市の「常磐ホテル」で始まった。
七大タイトルのうち四冠を保持する一力遼棋聖(27)と三冠の井山裕太王座(35)による頂上決戦は、両者3勝3敗で並び、最終局にもつれ込んだ。第4局に勝って棋聖奪還にあと1勝とした井山王座だが、第5局、第6局は後がない一力棋聖が連取、井山王座を土俵中央まで押し戻した。
互いに譲らず迎えた最終局で、一力棋聖が勝てば棋聖4連覇を達成。序列1位も維持する。井山王座が勝てば4期ぶりの棋聖返り咲きと同時に、棋聖、王座、碁聖、十段の四冠となり、保持するタイトルの数で一力棋聖と立場が入れ替わる。勝った方が囲碁界の覇者という甲府対局は、文字通り天下分け目の一大決戦だ。対局は2日制で行われ、勝敗が決するのは13日になる見通し。
読売新聞オンラインでは、対局開始から終局まで「動く棋譜」や中継ブログで詳報する。
棋聖戦第7局 動く棋譜
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タイムライン
・写真で観る棋聖戦「甲府対局」<前編>はこちら>
3月12日
<中継ブログ8>「信玄の隠し湯」の代表格・湯村温泉で進む再開発、生信玄餅で有名な金精軒監修のカフェも登場! 新たな囲碁・将棋の聖地に? 記事はこちら>
午後1時 対局再開
一力遼棋聖が注文したカレーライス<中継ブログ7>一力棋聖注文のカレーは常磐ホテルの定番メニュー、スパイス調整は「門外不出」。記事はこちら>
午後0時 昼食休憩
<中継ブログ6>最終決戦の序盤は一力棋聖が「不満のない進行」、AIの評価値も白にふれる。記事はこちら>
おやつを食べる一力棋聖<中継ブログ5>一日目午前のおやつは一力棋聖が「幻の米」使ったみたらし団子、井山王座はコーヒー。記事はこちら>
午前10時 午前のおやつ
盤の前に座って考える井山王座。離席していた一力棋聖が部屋に戻ってきた<中継ブログ4>井山王座のジャケットに「流れ変える狙いか」の声、一力棋聖には巾着にもこだわりが…朝の模様を写真で一気見。記事はこちら>
<中継ブログ3>四冠VS三冠の最終決戦、甲府・常磐ホテルで対局始まる…ニギリ直しで井山王座が黒番に。記事はこちら>
午前9時 対局開始
3月11日
前日インタビューに応じる井山王座<中継ブログ2>一力棋聖「いろいろな思いあるが一手一手に集中」、井山王座「ここまで来たのにも意味がある」…決戦を前に静かな闘志。記事はこちら>
午後5時 一力棋聖、続いて井山王座が前日インタビューに応じる
「常磐ホテル」に着いた一力棋聖<中継ブログ1>いよいよ甲府で最終決戦! 「小江戸」文化感じさせる甲州夢小路で華やかなフォトセッション。記事はこちら>
午後4時20分過ぎ 甲府入りした両対局者が「甲州夢小路」でフォトセッションに臨む