福山雅治さん、下ネタ発言含む会合出席の「有力出演者」は自身、第三者報告「発信控えた」

インタビューに応じる俳優で歌手の福山雅治さん(福島範和撮影)

俳優で歌手の福山雅治さんは18日、中居正広氏による「性暴力」を巡るフジテレビ第三者委員会の報告書で、女性アナウンサーとの不適切な会合に出席したと指摘される「男性有力番組出演者」について、自身であることを事実上認めた。「関係者に対しての詮索、特定、誹謗(ひぼう)中傷が発生する可能性をかんがみ、自ら名乗り出るべきではないと考え、こちらからの発信は控えておりました」と自らのX(旧ツイッター)に投稿した。

「新人アナに会いたいです」

福山さんを巡っては、女性セブンプラスで「フジ第三者委員会の調査〝有力番組出演者〟は福山雅治だった!」と題するインタビュー記事が18日に配信されている。

第三者委員会の報告書は、大多亮専務(当時)が女性アナを集めて開催した会合について、「男性有力番組出演者」からLINE(ライン)で「新人アナに会いたいですねぇ」などと依頼され、セットしたとしている。

この会合は平成17年前頃から19人以上の女性アナウンサーが参加する形で年1~2回程度開催されていたといい、大多氏や当該番組出演者の会話が、下ネタ的な性的内容を含んだものであった旨や、不快であった旨を述べる参加者もいたという。

一方、番組出演者は第三者委の調査に対し書面で回答し、性的発言や質問の有無について「一切ございません」と回答していた。

「大変心苦しく思う」

福山さんはXで、女性セブンの取材に応じた理由について、「齟齬(そご)や誤解のないようインタビュー対応することにしました」とした上で「不安やご心配をおかけしているファンの方には、大変心苦しく思っております」と釈明した。

女性セブンプラスのインタビューを巡って、福山さんが所属する芸能事務所「アミューズ」が18日に公表したコメントは以下の通り。

フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会から、今年3月に、福山雅治のヒアリングへの協力要請をいただいておりました。

過去にフジテレビ専務(当時)大多亮氏が主催した懇親会に福山が参加したことがあり、その件に関して、第三者委員会からいくつかのご質問をいただきました。

大多氏が主催した懇親会に本人が出席したことがあることは事実ですが、あくまで仕事先の会食にお招きいただいたとの認識のもと出席させていただいた次第であり、一連のフジテレビ問題で取り沙汰されているような問題はありませんでしたが、福山本人の「これはきちんと回答すべきである」という意向もあり、第三者委員会には前向きに協力させていただきました。

なお、女性セブン本誌の記事中に『報告書によれば、当の≪有力番組出演者≫は第三者委員会のヒアリング要請を多忙を理由に拒否し』という記述がありますが、第三者委員会の報告書には『当委員会は、当該男性出演者にヒアリングを打診したところ、多忙のため対応できないとの回答があり、代わりに当委員会の書面での質問に対して書面での回答があった。』と記載されております。

地方ロケ中でスケジュール的に対面でのヒアリングは難しく、書面での回答となりましたが、ヒアリングには真摯に対応させていただきました。ヒアリングを『拒否』したという事実は一切ございません。

その後、今年3月31日に第三者委員会の報告書が公表されましたが、報告書の内容は、その性質上、極めて秘匿性の高いものであったため、懇親会参加者の詮索、特定、誹謗(ひぼう)中傷といった個人の生活を脅かすような事態にならないように、こちらから名乗り出ることは控えておりました。

今年8月に、女性セブン編集部より、フジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会から福山雅治にヒアリングへの協力依頼があったことに関して取材依頼がありました。

一連のフジテレビ問題は社会的関心も大きく、本人からの申し出もあり、齟齬(そご)や誤解を招くような報道にならないよう、女性セブンのインタビュー取材を受けさせていただくこととしました。

ネット版の記事は一部の抜粋となっておりますが、雑誌版には本人のコメントの詳細が掲載されておりますので、そちらをご参照いただけますと幸いです。

第三者委員会の報告書におかれましても注意喚起されていますが、マスメディアをはじめとする各位におかれましては、一連の問題における関係者に対し、詮索、特定、誹謗中傷などを行わないよう、当社からもお願い申し上げます。

不適切会合に福山雅治さんが参加、性的内容の発言も

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