「ガツン」シビックタイプRの車載カメラが捉えた衝撃音…GRスープラを追い抜いた豪快接触バトルの瞬間(ABEMA TIMES)
「シビックタイプR」が車体を当てながら半ば強引にコーナリング──。熾烈なバトルの中、減速するライバルに突如GT300車両が現れるも、これを利用し、大迫力のオーバーテイクを展開した。 【映像】接触の瞬間…捉えた衝撃音(車載カメラ) 今シーズン唯一の海外戦として、2013年以来、実に12年ぶりにセパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で開催されたスーパーGT 第3戦。GT500で繰り広げられた「シビックタイプR」vs「GRスープラ」のしのぎを削る激しいトップ争いが7月6日放送、初心者でも笑って学べるスーパーGTの無料番組『笑って学べる!超GTぱーてぃ』でピックアップされた。 レースは9周目、トップを走るWedsSport(#19 ADVAN GR Supra)の国本雄資に対し、2位のARTA(#8 MUGEN CIVIC TYPE R-GT)の松下信治がぴたりと背後につける。前方にはGT300クラスの車両も絡む中、両車スリップストリームを活かしながら、勝負は次のコーナーへ。 コーナー直前、前方のGT300車両のアウト側からコーナーに飛び込んだ19号車に対し、8号車はイン側から加速し、一気に前へ。19号車が減速したタイミングを突き、見事なオーバーテイクを成功させた……かに思われたが、そこにGT300クラスのリアライズ(#56 日産メカニックチャレンジ GT-R)が現れ、並走状態に。あわやクラッシュかという場面にもかかわらず、松下はその車体に“ガツン”と当てながらも、強引にコーナリングを成功させ、見事トップに浮上。車載映像には衝突音も収録されており、番組解説の脇阪寿一氏も「当たってたね、今」とコメントした。 とはいえ、GT300を“利用”したともいえる豪快なオーバーテイクに、ARTAのガレージはガッツポーズ。SNSでは「ARTAオーバーテイクTOP!」「ナイスオーバーテイク!」と歓喜の声が上がる一方で、「300の#56と当たったか?」「56は大丈夫か?」と、接触されたリアライズGT-Rを心配する声も少なくなかった。 なお、8号車はレース中盤までトップを快走していたものの、あえて8号車よりも10周遅れてピットインしたDeloitte(#37 TOM'S GR Supra)が、鮮やかすぎる“オーバーカット”で逆転。タイヤが温まっていない37号車に何度も勝負を仕掛けたものの、オーバーテイクは叶わず惜しくも2位でフィニッシュしている。(ABEMA『笑って学べる!超GTぱーてぃ』/(C)GTアソシエイション)
ABEMA TIMES編集部