パリSGが初のCL制覇に王手! F・ルイス&ハキミ弾でアーセナル撃破、5シーズンぶり決勝でインテルと対戦

[5.7 欧州CL準決勝第2戦 パリSG 2-1 アーセナル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は7日に準決勝第2戦を行った。パリSG(フランス)とアーセナル(イングランド)の対戦は、パリSGが2-1で勝利。2試合合計も3-1で制し、5シーズンぶり2度目の決勝に駒を進めた。

 第1戦はパリSGが1-0で勝利。19シーズンぶりの決勝を目指すアーセナルは2点差での勝利が必要となるなか、序盤から果敢に攻め続ける。前半3分、DFウィリアン・サリバのクロスをMFデクラン・ライスがヘディングシュートを放つもゴール枠外。4分にはMFトーマス・パーティのロングスローからFWガブリエル・マルティネッリが合わせるが、GKジャンルイジ・ドンナルンマにセーブされる。

 アーセナルの決定機は続く。前半8分、右CKのこぼれからMFマルティン・ウーデゴーアが鋭いミドル。だが、これもドンナルンマのスーパーセーブに遭う。同点に追いつけないままでいると、徐々にパリSGも攻勢を強めていった。

 前半27分、パリSGは大きな1点を決める。左サイドのFKをMFビティーニャが蹴り込むと、一時クリアされるが、PAライン上でMFファビアン・ルイスが胸トラップ。ボールを落ち着かせて得意の左足を一閃。ゴールに突き刺し、先制点を挙げる。2試合合計2-0と点差を広げた。

 前半はパリSGのリードのまま折り返す。後半に入っても勢いに乗ったのはパリSG。すばやくボールを奪い、何度もアーセナルの陣地に攻め立てていった。

 反撃に出るアーセナルは後半19分、FWブカヨ・サカがPA右から左足シュート。しかし、ドンナルンマに右手指ではじかれ、その牙城を破ることはできない。パリSGは直後にチャンスを掴む。敵陣PA内でDFアクラフ・ハキミが放ったシュートがDFマイルズ・ルイス・スケリーのハンドを誘発。パリSGがPKを獲得した。

 キッカーはビティーニャが務めるが、ゴール右隅へのシュートはGKダビド・ラヤに阻まれた。それでもパリSGは5分後、後半25分の決定機でチーム2点目。敵陣付近で一度はボールを奪われるが、ハキミが奪い返す。途中出場のFWウスマン・デンベレからパスを受けたハキミが右足シュートを叩き込み、2試合合計3-0とした。

 後がないアーセナルだが、後半31分に1点を返す。後方からのロングボールを途中出場のFWレアンドロ・トロサールが収めてドリブル突破。左サイドからゴール前に折り返すと、サカが走り込む。体勢を崩しながらこぼれたボールをゴールに押し込み、1-2と点差を縮める。2試合合計を1-3とした。

 終盤はオープンな展開となったものの、パリSGが冷静に点差を守り切る。2-1で試合を締め切り、2試合合計3-1で勝利。初優勝を懸けて31日の決勝でインテル(イタリア)と対戦する。●チャンピオンズリーグ(CL)24-25特集▶CLファイナリストが決まる運命の第2戦!インテルvsバルセロナ、PSGvsアーセナル CL準決勝第2戦は5/7(水)&8(木)にWOWOWで独占生中継!

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