【開幕】「異端の奇才 ビアズリー」三菱一号館美術館で5月11日まで 『サロメ』の挿画「クライマックス」など白と黒の凝縮された独自の世界
「異端の奇才──ビアズリー」展が三菱一号館美術館(東京・丸の内)で2月15日に開幕します。開幕前日の報道内覧会で取材しました。19世紀末のイギリスで時代の寵児となり25歳で世を去った画家オーブリー・ビアズリー(1872~1898年)の大回顧展。1894年に設計された建物を復元した三菱一号館美術館ならではの魅力的な展示空間です。 わずか5年ほどの画業で、絶頂と転落を経験した凝縮された人生。約50点の直筆を含む、『サロメ』の挿画「クライマックス」など、初期から晩年までの約220点が一堂に。
【中央】オーブリー・ビアズリー《クライマックス》1893年(原画)、1907年(印刷) ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 ワイルド裁判の余波で困窮したビアズリーが売却した自邸でのちに発見された机と、仕事部屋のオレンジ色の壁が再現された展示空間 困窮した時代に手掛けた性的な題材の絵のコーナーの前にはこんな注意書きも 【右】オーブリー・ビアズリー《愛の鏡》1895年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館ビアズリーは、1898年、25歳の若さで亡くなりました。 本展は三菱一号館美術館で5月11日まで。その後、福岡・久留米市美術館(5月24日~8月31日)、高知県立美術館(11月1日~26年1月18日)に巡回します。(読売新聞デジタルコンテンツ部美術展ナビ編集班 岡本公樹)
「異端の奇才──ビアズリー」展
会場:三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2)
会期::2025年2月15日(土)~5月11日(日)
開館時間:10:00 ~18:00 ※祝日を除く金曜日と会期最終週平日、 第2水曜日、4/5は20時まで
※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日:月曜日(但し2/24・3/31・4/28、5/5 は開館)
観覧料:一般2,300円/大学生1,300円/高校生1,000円
問い合わせ先:050 –5541–8600(ハローダイヤル)
詳しくは展覧会公式サイトへ
巡回情報:2025年5月24日~8月31日 久留米市美術館 2025年11月1日~26年1月18日 高知県立美術館
展示作品などが分かるビアズリー展のプレビューは次のページへ
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