ベストカー気が早いぜ…モリゾウさんトークショー乱入でわかったセンチュリークーペの存在意義
/ コラム
11月6日に幕開けしたラリージャパン。超絶盛り上がっているのだがDAY3に当たる本日11月8日のトークショーに突如モリゾウさんが緊急参戦!! モビリティショーで話題のクルマなど見逃し厳禁な内容だった!!
文・写真/ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】モリゾウさんの熱い思いが納得すぎ!! センチュリークーペの全貌を一挙に(14枚)本日11月8日にラリージャパンの現場でトークショーが開催された。2024年からラリー参戦中の最上佳樹選手とWRCチャレンジプログラムで活躍中のコ・ドライバーの前川富哉選手、そしてベストカーの編集取締役の本郷が登壇。
この場にペースノートを持参してくれた前川選手。中身を見た本郷いわく「丁寧な話し方をされていますが、ペースノートもかなり丁寧に作り込まれていた」という。右から前川富哉選手、最上佳樹選手の順。
最上選手は「ラリー初挑戦の時に前川選手とタッグを組ませてもらって大変に勉強させていただいた。クラッシュしてしまったことを悔やんでいます」と反省気味にコメントすると「そうではなくて、ラリーは共同責任!! 2人で戦うのがラリーの魅力だから」とすかさずフォローするなど関係がめちゃくちゃ良好なことを伺わせながらトークショーがスタート。
このトークショーはSS13の小原スペシャルステージのパブリックビューイングということで、皆でここのコースの難易度などを話していたところ、突如としてモリゾウさんこと豊田章男会長が緊急参戦!! 登壇者はもとよりギャラリーもまさかのことに驚愕しつつ、豪華メンバーでのトークとなった。
昨年は中嶋副社長も参加し、新型セリカについて熱く語っていただいたのだ(写真はラリージャパン2024のトークショー)
じつは昨年、この場で新型セリカについてモリゾウさん自らビッグ発言があったため、今年も大きなスクープを期待していたのだが、今年は本郷から仕掛ける展開に。「ジャパンモビリティショーで話題のセンチュリークーペをお披露目したけれど、それ以上にセンチュリーのスポーツカーも出るんですか!?」と編集部も「!?!?!?」な質問が飛び出した。
するとモリゾウさんは「クーペを提案したばかりなのにセンチュリーのスポーツカーなんてすごいなベストカー(笑)」と言いつつも、これからのセンチュリーのあり方を語ってくれたのだ。これは素直に必見です。
センチュリーの未来についてのお話しは登壇者はもちろんギャラリーの皆も興味津々の様子
センチュリーはレクサスでもトヨタでもなく日本のプライド!! ブランド化するなら、100年先の未来を考えたいと思ったという。
モリゾウさんは「トヨタ自動車の社長に就任後、トヨタらしさを取り戻すのに15年の時間がかかった。そして次は日本らしさを取り戻す戦いをしたい。センチュリークーペはその狼煙を上げたというイメージ」というセダンやクーペ、あるいはスポーツモデルといったこと以前に、センチュリーを世界で戦えるブランドにしたいという思いがひしひしと伝わってくるほどの迫力であった。
続けて「みんなで助け合ったり、ありがとうって素直に言い合える、日本らしさを取り戻すためで、もしかしたら100年かかるかもしれないけれど、やらなければならいということからセンチュリークーペを考え出した」という。
そう、センチュリークーペは世界に日本、もっといえば“日本らしさ”を売り込むためのクルマなのだ。これまではトヨタの最上級モデルあるいはレクサスとは少し違う立ち位置であったが、これからはセンチュリーを日本を代表するひとつのブランドにしたいという考えなのだった。
ともあれ今回のトークショーは大いに盛り上がっていた。豊田スタジアムの正面ゲート近くに設置された特設会場は、このトークショーが始まるや否やファンが立ち止まって真剣に話を聞く姿がとにかく印象的であった。
しかもセンチュリーのこれからについて、モリゾウさんから熱い思いが語られた際のギャラリーは皆が聞き入っていたほど。トヨタはじめレクサス、そしてこれからのセンチュリーブランドに大いに期待したいです!!!!!
【画像ギャラリー】モリゾウさんの熱い思いが納得すぎ!! センチュリークーペの全貌を一挙に(14枚)