【2026年度】いよいよ在職老齢年金の改正迫る!年金カットのラインが「51万円→62万円」に大幅増で、働くシニアのお金事情がどう変わるか(LIMO)
2025年6月13日、国会で年金制度改革関連法が成立したことを受け、2026年度の年金が大きく変わります。 ◆【画像】働くシニアに朗報!?在職老齢年金の改定でどう変わるか 中でも働くシニアが注目するのが「在職老齢年金制度」の見直しではないでしょうか。 在職老齢年金とは、60歳以降で老齢厚生年金を受給しながら働いている場合、年金額(※)と報酬(給与・賞与)の合計が基準額を超えると、年金の一部または全額が支給停止となる制度のことです。 (※)老齢基礎年金は対象外となり、全額支給されます。 このラインを気にすることで、働き控えにつながるという指摘もありました。 今回の改正により、年金カットのラインが大幅に引き上げられる予定です。詳しく見ていきましょう。 ※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
働くシニアへの影響が大きい「在職老齢年金制度の見直し」について見ていきましょう。 ●2026年度「在職老齢年金制度」の変更点 現行制度においては、支給停止となる金額は51万円となっています。つまり、給与と年金の合計が51万円を超えると、支給額の調整が行われてしまうということです。 これが2026年度(2026年4月〜)に62万円へ引き上げられることにより、より多くの収入を得やすい環境になると考えられます。 ●【在職老齢年金制度】支給調整額の過去からの推移 支給停止調整額は、下記のとおり年々増加しています。 ・2022年度:47万円 ・2023年度:48万円 ・2024年度:50万円 ・2025年度:51万円 ・2026年度:62万円 ●見直しによる年金額の変化の例 厚生労働省の試算をもとに、具体的にどのような影響があるのかを見てみましょう。 例えば「賃金(ボーナス含む年収の1/12)が46万円、厚生年金が10万円」という人を想定してみます。 この場合、収入の合計は56万円。現行制度においては支給停止のラインが51万円のため、 56万円ー51万円 = 5万円が超過しています。 在職老齢年金制度では超過分の半額が支給停止となるため、この例では2万5000円の年金が支給停止となってしまいます。 制度の見直し後はラインが62万円に引き上げられるため、停止されていた2万5000円は受け取れることになります。合計62万円になるまでは、支給停止を受けることなくすべて受け取れるようになるのです。 厚生労働省の試算では、新たに約20万人が年金を全額受給できるようになるとされています。 ここで気になるのが、今のシニアの「年金額」と「給与」の平均月額ではないでしょうか。次章にて深堀りしていきます。