「私の裁縫レベルは壊滅的」→器用な母にお願いしたら…… ディズニーの仮装用ドレスが「魔法のよう」「見てるだけで幸せ」
「今年も私の裁縫レベルが壊滅的なのを知ってる母と一緒に共同製作」
親子で作ったハロウィーン用の衣装に、「天才なのでは」「見ててワクワクした」と称賛の声が続々。kihiro.tさん(@kihiro.take)が、製作過程をInsatagramに投稿し話題となっています。
その衣装は今年も9月からスタートしている東京ディズニーリゾートのスペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」(通称:Dハロ)のため。共同製作といいつつも、30代のkihiroさんはほぼ補助、60代のお母さまが見事な腕前で、こともなげに仕上げていきます。
製作をメインで指揮するのはお母さま(kihiro.tさんInstagram動画より)
このデイジー様になりたい!(kihiro.tさんInstagram動画より)
今年、kihiroさんが選んだのは、東京ディズニーシーの「ディズニーサマー・フェスティバル」のウォータープログラムとして人気を博した『ミニーのトロピカルスプラッシュ』でのデイジーの装い。パイナップルをモチーフにした黄色と緑が印象的な一着です。
デイジーの着画を参考に、生地屋さんではセンスに任せて生地選び。そこから、デザイン・裁断・縫製・指導をお母さまが。kihiroさんの担当は、パーツ作りと試着です。
お母さまが手がける工程(kihiro.tさんInstagram動画より)
動画でその過程を紹介しており、白のワンピースをベースに、kihiroさんの身体にフィットするよう試着を重ねながら布を組み合わせて縫っていきます。お母さまがシャーリング部分もミシンでどんどん縫い合わせ、二人で細やかなパーツを作り続け、すべてを縫い合わせて完成!
試着の様子(kihiro.tさんInstagram動画より)
ついに完成!製作期間は約2~3週間(kihiro.tさんInstagram動画より)
その後、製作したコスチュームを着て、ご家族で今年のDハロを楽しんできたというkihiroさんにお話を伺いました。
母との製作がかけがえのない時間に
――ディズニー・ハロウィーンにはいつからご参加を?
3年前に初めて行きました。一昨年前は大好きなプリンセスの「メリダ」のコスチュームを自力でなんとか仕上げました。他にもシーのイメージに合う「女探検家風コス」や「女海賊風コス」をしたり。昨年は、母が本格的に手伝ってくれ、デイジーの「ファッションディレクターコス」でインパ(パークに入ること)しました。
昨年のDハロインパの様子。お母さまはミニーちゃんに(kihiro.tさんInstagramより)
――なぜ今年はこの衣装を?
黄色が好きで、しかも1番大好きなデイジーがその黄色を身にまとってフルーツをお祝いする姿の映像をYouTubeで発見した時に「絶対コレは避けては通れない!」と思い、仮装することを即決していました。
――ですが、ご自身は裁縫が苦手と。
一応高校が洋裁科の出身なのですが、なぜか技術が身に付かず終了した始末で今に至ります。
母の仕事はずっと看護師ですが、幼い頃貧しかったせいか私物を自分でよく作ったりしていたそうで、その結果、今では「仕事にすればいいのに」と言われるくらいの腕前になったようです。今回のコスチューム作りも率先して進めてくれました。
――なんと!お母さまは服飾に関するお仕事ではないのですね! 製作の様子もとてもイキイキとされていますが、今回の衣装については何と?
母も「これは絶対かわいいし似合うだろうから頑張って一緒に作ろう!」と言ってくれました。嫌だと言われても私が多分押してました。
――動画を見た感じから、お母さまは目分量で採寸を?
型紙はなく、採寸や生地の色味・量等全て母の感覚で行いました。一番苦戦したのは裾の3段フリルの縫い付けだそうです。時間がかかり、より本物に近づけるためにフリルの立ち具合や加減等の様子を見ながら仕上げていったことが、大変でこだわった部分だったそうです。
シャーリング部分の布の重なりを美しく仕上げていく(kihiro.tさんInstagram動画より)
――ちなみに製作費は?
ベースのワンピースは約1000円代くらい、布代は約35000円、パイナップルなどのパーツはダイソー商品で揃えたため1000円代で作れました。トータル約40000円くらいです。
――そして9月に無事インパしてきたと。
9月23日から約3日間、「ディズニー・ハロウィーン(以下、Dハロ)」を楽しんできました!今年は家族4人で仮装して参加しました。母はドナルド、姉はミニーちゃん、弟はミッキー、私はデイジーで4人の仮装全て母の手作りでした。
インスタを見てお声をかけてくださった方もいらっしゃいましたし、キャストさん方は見ただけですぐに「バナナ~」のポーズ(この衣装時のダンスの振り付け)をしてくださる方もいらっしゃって嬉しかったです。
初めて家族4人で仮装インパを実現。どの衣装もクオリティがすごい!全てお母さまのお手製(kihiro.tさんInstagramより)
――Dハロの楽しみを教えてください。
やはり仮装をして推しに会いに行く「キャラクターグリーティング」です!今回もデイジー様にこの衣装を見て評価していただき、「母に作ってもらった」と少し自慢話も聞いていただきたいという思いでした。
結果、デイジー様からお褒めの言葉を頂き、親子愛に胸を打った様な仕草をしてくださり、「自分の衣装の発注もかけていい?」とキャストさんを通して言ってくださいました。もう感無量です。これだからディズニーはやめられません。
デイジーとの感激のグリーティングの瞬間(kihiro.tさんInstagramより)
――それはkihiroさん親子が報われた瞬間でしたね!
Dハロは「自分の推しに最大限愛を伝えられる最高のイベント期間」だと私は認識しております。
アトラクションに乗らず、コーヒー片手にパークを練り歩いてるとファンカストさん(パーク内でキャストさんが披露するエンタメショー)に出会えたり、地面にアートを描くキャストさんやバンド演奏に出会えたりして、それだけでも満足できます。
他にも限定シールを集めたり、パレードを見ているだけでもキャラクターやダンサーさんからファンサをもらえますし、ディズニーからのおもてなしや感動を思う存分味わえると思ってます。
――動画が話題となり、お母さまへの称賛の声がたくさん届いていました。
素敵なコメントをいただけて本当に嬉しかったです! 母のファッションを褒めてくださったり、「作ってほしい」「作り方教えてほしい」などのお声も沢山いただきました。中には「母のファッション垢を作ってほしい」とまで言ってくださった方もいて。母も喜んでいます。
コスチュームの完成度にも感激しましたが、母との製作時間がとても幸せで…。私にとってかけがえのない時間となっています。
母のおかげで初の家族全員での仮装もできましたし、素敵な「ディズニー・ハロウィーン」の思い出が上書きできました。
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この動画には、「お母さんレベチ!仮装民の指導者になれると思う。天才なのでは」「お二人の作業風景と完成した時の笑顔!見てるだけで幸せになる」「お母様の手際の良さ!センスと才能に乾杯」「魔法のように仕上がっていってる」「お母様楽しそうでこっちまでウキウキした 娘さんと一緒に作業できるのも嬉しいのかな」「見ててワクワクしました!!洋服作れるってすごいなー」「子供がしたい事を手伝ったり作ってあげれる母になりたい…」「母ってまじでフェアリーゴッドマザー」
など、お母様の器用さとセンスを褒め称えるコメントが続々と寄せられています。
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