メタプラネット、米フロリダ州にビットコイン子会社設立──資本金は最大357億円(CoinDesk JAPAN)

ビットコイン(BTC)保有戦略を進めるメタプラネットは5月1日、米国フロリダ州マイアミ市にビットコインの保有・管理・運用を目的とする完全子会社「Metaplanet Treasury Corporation」を設立すると発表した。 同社はこれまで財務戦略の基盤としてビットコインを取得しており、その保有量は5000 BTCに到達、世界のビットコイン保有企業ランキングで11位に位置する(Bitcoin Treasuries)。 今回の米国子会社設立は、この戦略をさらに加速させるものである。 拠点として選ばれたフロリダ州は、CoinDesk JAPANが2024年11月に報じたように、州自体が当時すでに約8億ドル規模の暗号資産ポートフォリオを保有し、州財務長官が年金基金による暗号資産投資を推奨するなど、州レベルで暗号資産への関与に積極的な姿勢を示している地域として知られている。 関連記事:フロリダ州財務長官、同州の8億ドルの暗号資産が「トランプ政権下で拡大しても驚かない」 メタプラネットはこの環境を活用する狙いがある。 新子会社は、機関投資家向けの流動性プールへのアクセス強化による効率的なビットコイン取得、24時間365日稼働するグローバル市場でのトレジャリー業務の機動性向上、および米国市場での戦略的ポジショニング強化を担う。 設立は2025年5月を予定し、出資金は2億5000万ドル(約357億円=1ドル143円換算。設立時は1000万ドル)。 メタプラネットが100%株式を保有する。 同社は既に設立している英国領バージン諸島法人と連携し、国際的な組織体制を強化することで、市場の変化への即応性を高める方針を示している。 |文:栃山直樹|画像:メタプラネットWebサイトから(キャプチャ)

CoinDesk Japan 編集部

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