無料の動画編集ソフト「Aviutl」が、後継版となる「AviUtl2」をリリース。6年ぶりのアプデでゼロから作り直したテスト版

ソフトウェア開発者のKENくん氏が運営している「AviUtlのお部屋」は、無料の動画編集ソフトウェア「Aviutl」の最新版となる「AviUtl ExEdit2 beta1」を7月7日にリリースした。

(画像はAviUtlのお部屋より)

「AviUtl」は、KENくん氏が開発している動画編集ソフト。動画ファイルを編集・加工、コーデックに圧縮して出力することができるフリーソフトとなっている。

無料ながら、テキストの配置やエフェクトなど、本格的な動画編集ができるソフトとしてニコニコ動画や初期のYouTubeなど動画サイトで重宝されたことで知られている。

(画像はAviUtlのお部屋より)

今回は2019年10月以来の更新となり、ゼロから作り直したという「AviUtl ExEdit2 beta1」がリリースされている。ファイル名は「AviUtl2」となっており、「AviUtl」の後継版とみてよさそうだ。

「AviUtl ExEdit2 beta1」は、AviUtlと拡張編集を新しくまとめて作り直したツールとなっており、今回は「テスト版」となっている。

Windows10(64bit)以降に対応しており、DirectX11.3、AVX2に対応したCPUが利用出来る環境が必要だ。

互換性については、以前のAviUtlの入力・出力プラグイン(32bitDLL)、拡張編集のスクリプトは互換対応しているが、一部機能には対応していない。「以前の32bitDLLを利用しているプラグインやスクリプトは基本的に利用できません」としている。

公式サイトでは、インストーラー版のほか、Plugin SDKもリリースされている。さらなる詳細は、公式サイトやファイルに添付されているマニュアルを確認してみてほしい。

ライター

85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。 Twitter:@fukuyaman

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