PCの次はテレビも値上げ? AIブームが招く「RAM不足」と、今買うべき理由
人工知能(AI)ブームによって引き起こされたRAMの不足は、「RAMageddon(RAMアゲドン)」とも呼ばれ、PCの価格以外にも影響を及ぼしはじめています。 AIは新型テレビの価格を押し上げる可能性があり、さらにはゲーム機、スマートフォン、ハイテクコーヒーメーカーなど、メモリとプロセッサを搭載するあらゆる製品に波及するかもしれません。 もし新しいテレビの購入を検討しているなら、手遅れになる前に早めに動くのが得策と言えそうです。 ニュースサイトAxiosの報告によると、テレビは一般的に「スマートテレビ」の機能を動作させ、ビデオやデータを処理するために1GBから8GBのRAMを必要とします。 そして、4Kテレビに広く採用されているメモリユニットの価格は、この1年で4倍以上に跳ね上がりました。このコスト増は消費者に転嫁される可能性があります。 アナリスト企業のTrendForceは先月、テレビの値上げは「避けられない」と述べ、サムスン(Samsung)も製品の価格改定が必要になる可能性を認めています。 とはいえ、一般的なテレビに使用されるメモリは、他の主要なデバイスに比べれば容量が少なく、技術的にも高度なものではないため、予想される価格急騰はPCやスマートフォンほど劇的なものにはならないかもしれません。 その真偽は、メーカーが2026年モデルの価格を発表した際に明らかになるはずです。 しかし、消費者にとって良いニュースもあります。
RAM価格の上昇は、まだ小売市場のテレビ価格には反映されていません。 そのため、今はテレビを購入するには異例とも言える好機となっています。 全体として、スマートテレビの価格は2024年から2026年の年初にかけて15%下落しており、現在は有利なスタート地点にあります。 さらに、メーカーは例年、新型モデルの発売を前に店頭スペースを確保するため、この時期に低価格で在庫処分を行います。 2026年モデルには高価なRAMのコストが織り込まれる可能性がありますが、現在店頭に並んでいる製品は、部品不足の影響が小売市場に及ぶ前に価格設定されたものです。 加えて、一部の企業がテレビを安く販売できるのは、ユーザーのデータを収集することで多額の利益を得ているからという側面もあります(もちろん、それを阻止するためにできる限りの対策を講じない限り、という話ですが)。 こうした要因が重なり、サムスン製の65インチOLEDテレビが900ドルといった、驚くほどお得なセールが実現しています。 結論として、もし新しいテレビを探しているなら、待つべきではありません(もっとも、そもそも新しいテレビが本当に「必要」ではない可能性もありますが)。