NVIDIA最新ドライバ「576.02」約6%パフォーマンス向上&アイドル時の消費電力改善―ただし5000番台中心に不具合多数(Game Spark)

ただし、5000番台中心に不具合が多数報告されるなど安定性には欠く模様です。

4月16日にNVIDIAが公開した最新ドライバ「576.02」では、「GeForce RTX 5060 Ti」への対応に加え、特定条件下でのマイクロスタッターや安定性向上などの修正が主な内容となっていますが、導入によりパフォーマンス向上とアイドル時の消費電力低減が可能であることが判明しました。

テック系メディアのComputerBaseによれば、これらの向上はベンチマークテストである「3DMark Steel Nomad」において確認でき、向上幅はおよそ3~8%。5070~5080の各モデルにおいて特に顕著ながら、5090および5060Tiではさして向上は見られないとしています。

また、redditでは「性能とともに電力効率も向上しているのでは?」とする指摘もされており、アイドル時のクロック速度が180MHzから22MHzへと低下、およそ7Wの消費電力減少を確認したとする報告も寄せられています。

ただし、NVIDIAの公式フォーラムでは5000番台を中心に特定タイトルでのクラッシュやチラつきといった不具合が多数報告されており、安定性に関しては相変わらずといった様子。安定性を重視するのであればバージョン「566.45 Hotfix」か「566.36 WHQL」で更新を止めておいた方がよいであろう状況に変化はなさそうです。

※UPDATE(2025/4/18 22:09):わかりにくい記述を調整し、再公開しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。

Game*Spark K.K.

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