【○虎将トーク】阪神・藤川監督、高寺の〝バント投飛〟「走っていない」その後の姿勢に「何をしているんだと」「1、2軍のスタッフ含めて全員で反省」

六回無死一塁でのバントが飛球となる阪神・高寺望夢 =甲子園球場(撮影・甘利慈)

(セ・リーグ、阪神3ー2巨人、23回戦、阪神16勝7敗、30日、甲子園)阪神が1950年の2リーグ分立後、6度目のG戦16勝(最多は23年の18勝)。優勝マジックを2減の「9」とした。五回2死満塁で「6番・左翼」熊谷敬宥内野手(29)の押し出し四球で得た1点がが決勝点となった。一回に森下翔太外野手(25)の二塁打で先制するも追いつかれ、三回の佐藤輝明内野手(26)の右前打で勝ち越すも、再び同点とされたが、5回2失点の高橋遥人投手(29)が勝ち越しを許さなかった。高橋は無傷の3連勝。八回登板の石井大智投手(28)はNPB記録の連続試合無失点を「44」に更新し、43回ゼロ封となった。森下の73打点は自己最多タイ。また2三振の佐藤輝は21年のルーキーイヤーの173三振に次ぐ、140三振。九回の失策は4月25日巨人戦(甲子園)以来。近本光司外野手(30)は7戦35打席連続無安打となったが、3四球2得点で勝利に貢献した。観衆4万2643人は今季最多。藤川球児監督(45)の主な一問一答は以下の通り(成績=72勝44敗3分、観衆=4万2643人)。

★テレビインタビュー編(抜粋)

ーー九回の守備含めて熊谷がいいプレー(九回無死、三塁・佐藤輝がトンネルするも、左翼・熊谷が打者走者の二進阻止)

「全選手とは言いませんけど、たくさん1軍で野球を見てきた、戦ってきた選手は、こういった時期になると非常に強みが出るし、反対に言うと、そうではない選手たは、本当にいるのかなというレベルですね」

ーー高橋は5回2失点

「やっぱり強いですよね。間を抜けるようなヒットなので、全く気にする必要がないし、彼の野球人生は、いろんなことがありながらですから、今後が非常に楽しみですね」

ーー1点ずつの積み重ねで得点

「修羅場をくぐり抜けている選手は、それが当たり前なんですけど、何回も言いますけど、それ以前の、お子ちゃまレベルの選手も多いですから」

★囲み編

ーー相手の不安定さにつけこんだ

「そう見えましたか? 僕はそう見えないですね。阪神と巨人のつばぜり合いのようなゲームにしか僕は感じないですけどね。そういうふうなゲームに僕は見えますね。なので、上回った選手がやっぱり、先ほどの表現にある通り、別に相手がどうこうとかではない。それは真剣にやってる両チーム、それからファンの方々に対してそんなことはないです。要因としては点数があるように、1点差を取り合う厳しいゲームだったと思いますけど」

ーーひよっこ

「教育…教育と言いますかね、組織として、タイガース全体として何をしているんだという、自分を含めて反省しますね」

ーー監督から打席に入る前の高寺に声を掛けていた(六回無死一塁で試みたバントが投飛)

「そういう問題ではないですね。もう単純にバントのフライが上がって走っていないとか。その後、1軍の選手と同じように後ろに下がってしまって。自分は逃げてんじゃない、と。僕は最高の選手を送り込んだつもりで、グラウンド上に立ってもらっているので。その選手が自分のプレーに少しうまくいかないからって下がっているようでは、このチームじゃ戦えないよと。その選手たちが今、活躍しているんだから。何をしているんだと。ただ高寺でそうということは、みんなそうだということですね。それは自分の責任ということで、タイガースの1、2軍のスタッフ含めて全員で反省して、いきたいと思います」

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