クロアチア大統領選、決選投票で現職ミラノビッチ氏が勝利

 クロアチアで12日、大統領選の決選投票が行われ、現職のミラノビッチ大統領がプリモラツ元教育・科学相を抑え、再選を果たした。写真はザグレブの投票所で撮影(2025年 ロイター/Borut Zivulovic)

[ザグレブ 12日 ロイター] - クロアチアで12日、大統領選の決選投票が行われ、現職のミラノビッチ大統領がプリモラツ元教育・科学相を抑え、再選を果たした。

選挙管理委員会によると、開票98.65%時点でミラノビッチの得票率は74.58%、プリモラツ氏は25.42%。

投票率は44.15%だった。

ミラノビッチ氏は支持者を前に感謝の言葉を述べ、「きょうは私にとって重要な日だ。この勝利は私の仕事に対する評価で、人々の信頼の証だと考えている」と語った。

中道左派の野党「社会民主党」の党首でもあるミラノビッチ氏は欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)のウクライナ支援に反対する姿勢を示しており、外交・公共政策を巡ってプレンコビッチ首相と対立してきた。

大統領は外交政策、防衛、安全保障に関する発言権を持つものの、法律に拒否権を行使できないなど権限は儀礼的なものにとどまる。

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