リバプール、5年ぶり2度目のプレミアリーグ制覇!! トッテナムを5発粉砕、遠藤航も右SB起用で歓喜導く
[4.27 プレミアリーグ第34節 リバプール 5-1 トッテナム] MF遠藤航所属のリバプールが27日、プレミアリーグ第34節でトッテナムを5-1の大差で下し、2019-20シーズン以来5年ぶり2度目のリーグ優勝を決めた。昨季限りで9年にわたって指揮を執ったユルゲン・クロップ前監督が退任し、アルネ・スロット監督の就任1年目。25勝7分2敗という圧倒的な戦績で第10節から首位を譲り渡すことなく、4試合を残して堂々のウイニングランとなった。 【写真】人気女優・井桁弘恵さんがユニ姿でJリーグ観戦! 元日向坂46影山優佳さんの弟の姿も 引き分け以上でプレミアリーグ制覇が決まるという条件で迎えた第34節。リバプールは前半12分、トッテナムMFジェームズ・マディソンの右CKからFWドミニク・ソランケにヘディングシュートを突き刺され、先制点を許した。 それでもすぐに流れを引き寄せた。まずは前半16分、DFイブラヒマ・コナテが右サイドに配球し、FWモハメド・サラーが縦に持ち出すと、スルーパスにMFドミニク・ショボスライが反応し、右ポケットを攻略。折り返しのパスをFWルイス・ディアスがゴールに沈めた。副審はオフサイドの旗を上げたが、VARが介入。ゴールが認められ、同点に追いついた。 さらにリバプールは前半24分、高い位置でのプレッシングによって相手を右サイド深くに押し込むと、MFライアン・フラーフェンベルフがスライディングでボール奪取。こぼれ球をMFアレクシス・マック・アリスターが拾うと、左足ミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、逆転に成功した。 なおもリバプールは勢いを止めず、前半33分、マック・アリスターの右CKがゴール前に送り込まれると、相手の中途半端なクリアボールをFWコーディ・ガクポが拾い、うまく相手のテンポを外して右足シュート。これがゴール左隅に吸い込まれ、前半のうちに3得点のゴールラッシュを見せた。 聖地アンフィールドが最高潮のムードに包まれる中、リバプールは後半も堂々とボールを握りながらプレーし、後半18分に試合を決める追加点。ガクポのプレスバックでボールを狩り取り、ショボスライが中央を持ち運ぶと、最後は右サイドに渡す。受けたのはサラー。カットインシュートをゴール右隅に突き刺し、得点王も決定づける今季28ゴール目で4-1とした。 さらに後半24分、リバプールはDFトレント・アレクサンダー・アーノルドがペナルティアーク付近からドリブルを仕掛け、相手守備陣に圧力をかけると、エリア左まで抜け出して最後は折り返しのパス。サラーが反応したところでDFデスティニー・ウドジェのクリアがゴールに吸い込まれ、オウンゴールで5-1となった。 そうして迎えた後半30分、スロット監督はディアスとアレクサンダー・アーノルドに代わってMFハービー・エリオットと遠藤を投入。遠藤は右サイドバックでの守備固めとなった。その後は攻守に安定感を保ったリバプールがそのまま試合をシャットアウトし、聖地アンフィールドは「You'll Never Walk Alone」の大合唱に包まれる中、歓喜の瞬間を迎えた。 リバプールはここまで25勝7分2敗の戦績を残し、第10節から首位を独走。4試合を残して2位アーセナルとの勝ち点差を15に広げ、堂々の優勝決定となった。加入2年目の遠藤は昨季からプレータイムを大きく減らしたが、守備固めで随所に光る働きを披露。17試合の出場で自身初のリーグタイトル獲得を成し遂げた。