【2026ふくしま衆院選】小選挙区 序盤情勢 投票まで10日
2026/01/29 11:44
衆院選の県内4小選挙区に立候補した15人は2月8日の投開票に向け、論戦を繰り広げている。共同通信社は27、28の両日、各選挙区の有権者に電話調査を実施した。福島民報社の取材を加味した序盤情勢は、1区では中道改革連合の前職がやや先行し、自民党の新人が猛追している。2区は自民前職と中道前職が横一線。3区は中道前職と自民元職が拮抗[きっこう]し、4区は自民前職と中道前職が競り合っている。ただ、投票する候補者を決めていない有権者が多く、情勢はまだ流動的だ。中・終盤の戦いが勝敗を分けるとみられる。(文中敬称略)
■1区 金子氏やや先行、西山氏猛追
中道の前職金子恵美が5回目の当選に向け、地元の伊達市・伊達郡をはじめ選挙区全域から広く支持を集めている。自民の新人西山尚利は地盤の福島市を足掛かりに激しく追い上げている。
支持政党別に見ると、金子が中道の9割半ば、れいわ新選組の7割半ば、共産党の7割弱を固め、社民党の5割、無党派層の4割弱から支持されている。西山は日本保守党の7割弱、参政党の6割強、自民の6割弱をまとめ、国民民主党の4割強、無党派層の3割に食い込み、巻き返しを図っている。
年代別では、金子が60代以上に強く、西山は50代以下から支持を得ている。
無所属の新人亀岡偉一は支持に広がりを欠いている。
■2区 根本氏と玄葉氏が横一線
前回の雪辱を期す自民の前職根本拓と、12回目の当選を目指す中道の前職玄葉光一郎が予断を許さない激戦となっている。
根本は地元の郡山市をはじめ、玄葉の地盤である田村市・田村郡で勢いがある。須賀川市、岩瀬郡、石川郡では根本と玄葉が支持を分け合っている。
支持政党別では、根本が自民の8割弱を固め、日本維新の会の5割、国民の4割、無党派層の3割に浸透。玄葉は中道の9割、立憲民主党と社民のそれぞれ7割半ばをまとめ、立民と新党を組んだ公明党の7割弱、無党派層の4割強から支持を集めている。
年代別では、根本は50代以下からの支持が比較的厚く、玄葉は70代以上に強い。60代の支持は二分している。
参政の新人大山里幸子は根本と玄葉に先行を許し、無所属の新人遠藤雄大と共産の新人丸本由美子は伸び悩んでいる。
■3区 小熊氏、上杉氏拮抗
中道の前職小熊慎司と自民の元職上杉謙太郎が激しく競り合う。小熊は地盤の会津全域で一歩リードし、上杉は地元の白河市・西白河郡で強さを見せている。
支持政党別では、小熊が中道の9割弱、立民の7割弱、公明の6割、共産の5割強をまとめ、維新の4割半ばに食い込んでいる。上杉は自民の7割強を固め、国民、立民、参政、保守の3割を取り込んだ。
年代別で見ると、小熊は70代以上の反応が良く、上杉は30代から60代に支持されている。
無所属の新人金山屯は浸透していない。
■4区 坂本氏、斎藤氏競る
自民の前職坂本竜太郎は地元のいわき市を中心に支持を広げ、中道の前職斎藤裕喜は相馬地方でリードしている。双葉郡の支持は坂本と斎藤で拮抗している。
支持政党別では、坂本は自民の6割半ば、維新の6割弱、参政の4割半ば、無党派層の3割弱から支持を得ている。斎藤は中道の8割、社民の7割、立民の6割半ば、公明の6割弱をまとめている。
年代別では坂本は40~60代の支持が比較的高く、斎藤は70代以上と30代で坂本を上回っている。
国民の新人山口洋太は懸命に追い、共産の新人熊谷智は苦しい。
■1区
西山 尚利 60 ☆自民 新 [維]
亀岡 偉[よし]一[かず] 37 無所属 新
金子 恵美 60 ☆中道 前④
▷福島市、二本松市、伊達市、本宮市、伊 達郡、安達郡
▷有権者数=37万4885人
■2区
玄葉光一郎 61 ☆中道 前⑪
大山里[り]幸[さ]子[こ] 52 ☆参政 新
遠藤 雄大 41 無所属 新
丸本由美子 63 共産 新
根本 拓 39 ☆自民 前① [維]
▷郡山市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、石 川郡、田村郡
▷有権者数=41万8726人
■3区
上杉謙太郎 50 ☆自民 元② [維]
金山 屯[じゅん]85 無所属 新
小熊 慎司 57 ☆中道 前⑤
▷会津若松市、白河市、喜多方市、南会津 郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡、西白河郡、 東白川郡
▷有権者数=31万8303人
■4区
山口 洋太 35 ☆国民 新
斎藤 裕喜 46 ☆中道 前①
熊谷 智 46 共産 新
坂本竜太郎 45 ☆自民 前① [維]
▷いわき市、相馬市、南相馬市、双葉郡、 相馬郡
▷有権者数=38万9963人
※届け出順。☆は比例東北との重複立候補者。丸数字は当選回数。[維]は日本維新の会本部の推薦。各選挙区の有権者数は26日現在