ジグザグ&急停止…危険自転車の男を直撃取材 否定から一転、語った“動機”
自転車に乗った男性が、車道の真ん中をジグザグに走行したり青信号で急停車したりしている映像です。なぜ、こうした危険な運転をしたのか。男性に理由を聞きました。
■ジグザグ&急停止…危うく衝突
静岡県沼津市付近の道路を走るドライブレコーダーの映像。車は2車線道路の左側を直進しています。すると次の瞬間、目の前に現れたのは車道の真ん中を堂々と走る自転車。その後も、右へ左へと蛇行運転。まるで車の行く先を妨害するように走ります。
動画を少し戻すと、右側の車線で先に別の青い車を妨害した後、左側の車線へ飛び出してきたことが分かります。
自転車は原則、車道の左側を通行するルールですが、自転車が2つの車線にまたがって走行しています。
さらに、反対車線の車に自らぶつかりにいくような素振りをみせる男性。後ろを見ながら走行し、危うく衝突しそうになる場面もありました。
そして、信号に差し掛かった瞬間。青信号にもかかわらず、自転車が急停止。車間距離を取っていたから良かったものの、ぶつかっていてもおかしくない状況です。
さらに男性は何事もなかったかのように携帯電話を取り出し、誰かと会話を始めます。男性はその場にとどまり続け、信号は赤になり、再び青になりますが、一向に動く様子はありません。
男性が走り始めたタイミングを狙って車は前へ。ようやく振り切ることができました。
自転車に遭遇してから4分間、危険な運転にさらされ続けたドライバーは恐怖を感じたといいます。
■特にヒヤリとした瞬間「巻き込まれなくてよかった」
「(Q.スポーツタイプ?)ではない」
特に女性がヒヤリとしたのが、青信号で急停止した瞬間だったといいます。
「(Q.急に止まったりとか、本当にぶつかってもおかしくないような)そうですね。だから、やはり車間距離はしっかり守ったほうが良いですね」
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■“危険運転をする自転車”の目撃情報自転車の危険運転は続きます。先ほど妨害を受けた車の後ろを走っていたタクシーも走行中異変を感じたといいます。
タクシーのドライブレコーダー映像。前を走る白い車が先ほどの女性ドライバーの車です。
タクシーは事務所に危険な自転車がいると、無線で情報を共有。前の車が自転車を追い抜くと、今度はタクシーに対しても蛇行運転。後ろを見て大きく左に寄ったかと思うと、再び右に大きく曲がり急停止。この時も、信号は青の状態です。
男性は同じような迷惑行為を後続車にも続けていました。
現場周辺では、他にも“危険な自転車”の目撃情報がありました。
同一人物かは分からないものの、自転車による危険な運転は1〜2年前から周囲で目撃されていました。
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■本人に遭遇…否定から一転語った“動機”22日、番組が取材を進めていると、動画の人物と同じような自転車と服装の男性に遭遇。話を聞きました。
「(Q.一緒に住んでいらっしゃる?)いや別に住んでる、近くに…。住んでるけど」
動画に映っているのは「自分ではない」と話す男性。近所にいる兄弟ではないかと説明します。
「(Q.そう。その取材をしているんですよ)分かった」
取材の趣旨に理解を示した男性。その後も取材を続けていると、警察官も現場に。
顔見知りの警察官が現場に現れると、その警察官と話し込む男性。すると2分後。
「(Q.これ動画で、怖い思いをした方がいて確認で…)ああ俺やんね、俺や。もうしないようにする。一切しないようにする」
齋藤寿幸リポーターを呼び寄せ、動画に映っていた自転車の人物が自分だと認めました。
「(Q.むしゃくしゃしてやってしまった?)そうそうそう」
動画が撮影される前、別の車とやりとりをするなかで、むしゃくしゃして危険なジグザグ運転をしてしまったと話す男性。
警察は男性が乗っていた自転車を撮影。その後、男性とともに建物へ入っていきました。
警察は周辺で自転車による危険運転が起きていることを把握していて、調べを進めています。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年4月23日放送分より)