【ドバイワールドCデーの注目点】日本馬は4競走に16頭が参戦予定! フォーエバーヤング史上初の偉業なるか?
ドバイワールドCに出走予定の日本調教馬は、ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎)、ウシュバテソーロ(牡8歳、美浦・高木登厩舎)、フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)、ラムジェット(牡4歳、栗東・佐々木晶三厩舎)の4頭だ。4頭はいずれもサウジCからの転戦で、同レースではフォーエバーヤングが1着、ウシュバテソーロが3着、ウィルソンテソーロが4着、ラムジェットが6着だった。フォーエバーヤングには史上初の同一年サウジC&ドバイワールドC制覇がかかり、ドバイワールドCで2023年1着、24年2着と2年連続で好走しているウシュバテソーロには史上初の同レース隔年制覇がかかるが、今年の日本調教馬は勝利を挙げることができるだろうか。
★昨年ローレルリバーで制覇 連覇を狙うUAEのB・シーマー調教師/ドバイワールドC
昨年のドバイワールドCをローレルリバーで制したB・シーマー調教師(UAE)が、同レース連覇を狙う。同調教師はアル・マクトゥームクラシックを制したインペリアルエンペラー(セン5歳)、アル・マクトゥームチャレンジ勝ち馬で、サウジC12着からの巻き返しを狙うウォークオブスターズ(セン6歳)を出走させる見込みだが、今年も勝利を挙げることができるだろうか。
★ダノンデサイル、チェルヴィニアが初の海外遠征 シンエンペラー、ドゥレッツァも出走予定/ドバイシーマクラシック
昨年の日本ダービー馬ダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎)、オークス馬チェルヴィニア(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎)は、ドバイシーマクラシックが初の海外レース出走となる。ダノンデサイルは前走のAJCCで1着、チェルヴィニアは前走の京都記念で9着と今年初戦は明暗が分かれる形となったが、昨年のクラシックを制した実力を海外で示すことができるだろうか。ドバイシーマクラシックには2頭の他に、前走のネオムターフCで海外初勝利を挙げたシンエンペラー(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)、昨年のインターナショナルS5着以来の海外遠征となるドゥレッツァ(牡5歳、美浦・尾関知人厩舎)も出走する予定だ。
なお、シンエンペラーを管理する矢作芳人調教師はドバイワールドCにフォーエバーヤング(牡4歳)、ドバイゴールデンシャヒーンにアメリカンステージ(牡3歳)を出走させる予定で、日本調教師初の海外GⅠ10勝目を目指す。
★昨年Vのレベルスロマンスが今年も参戦 香港ヴァーズの覇者ジアヴェロットも出走予定/ドバイシーマクラシック
レベルスロマンス(セン7歳、UAE/C・アップルビー厩舎)が、史上初のドバイシーマクラシック連覇を目指す。同馬は昨年、ドバイシーマクラシック(UAE)、チャンピオンズ&チャターC(香港)、オイロパ賞(独)、BCターフ(米)のGⅠ4勝を挙げた。レベルスロマンスは昨年同様にカタールのアミールTを制してドバイシーマクラシックに出走予定だが、今年も勝利を挙げることができるだろうか。なお、同馬への騎乗が予想されるW・ビュイック騎手は、歴代最多のドバイシーマクラシック5勝を挙げている。
また、昨年の香港ヴァーズでGⅠ初勝利を挙げたジアヴェロット(牡6歳、英/M・ボッティ厩舎)もドバイシーマクラシックに出走する予定だ。前年の香港ヴァーズ勝ち馬がドバイシーマクラシックを勝てば、2005年フェニックスリーチ以来20年ぶりとなるが、ジアヴェロットはGⅠを連勝することができるだろうか。
★3度目の海外GⅠ挑戦で初勝利なるか リバティアイランド&ソウルラッシュ/ドバイターフ
ドバイターフには、2023年の牝馬3冠馬リバティアイランド(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)が出走予定だ。同馬は初の海外遠征となった昨年のドバイシーマクラシックで3着、香港Cで2着と海外GⅠで好走している。また、昨年のマイルCSを制したソウルラッシュ(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)も香港マイルで23年4着、24年2着という成績を残しており、リバティアイランド同様に今回が3回目の海外GⅠ挑戦となる。リバティアイランドを管理する中内田充正調教師、ソウルラッシュを管理する池江泰寿調教師には海外GⅠ初制覇がかかるが、リバティアイランド、ソウルラッシュは3度目の正直で海外GⅠ初勝利を挙げることができるだろうか(※ドバイターフには、ブレイディヴェーグ(牝5歳、美浦・宮田敬介厩舎)、メイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎)も出走する予定だ)。
★日本勢に立ちはだかるロマンチックウォリアー 連覇狙うファクトゥールシュヴァルにも注目/ドバイターフ
ドバイターフには、香港のGⅠ10勝馬ロマンチックウォリアー(セン7歳、C・シャム厩舎)が出走する予定だ。これまで同馬は、地元・香港のGⅠレースのみならず安田記念に遠征して勝利を挙げるなど、ことごとく日本勢を打ち負かしてきた。同馬は、今年初戦のジェベルハッタを勝ち、デビュー以来初のダート戦出走となった前走のサウジCでは、最後の直線で日本のフォーエバーヤングと後続を引き離して一騎打ちの形となり、2着に入った。日本から参戦する4頭にとって、ロマンチックウォリアーは今回も強敵となりそうだが、同馬はドバイターフでどのような走りを見せるだろうか。
また、昨年のドバイターフを制したファクトゥールシュヴァル(セン6歳、仏/J・レニエ厩舎)も、サウジCに出走して7着となっている。同馬は昨年のドバイターフ以来勝利から遠ざかっているが、3戦ぶりに芝のレースに戻る今回、1年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。
★過去2年5、4着のリメイクが今年も参戦 3歳馬アメリカンステージも出走予定/ドバイゴールデンシャヒーン
ドバイゴールデンシャヒーンに出走予定の日本調教馬は、アメリカンステージ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)、クロジシジョー(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎)、ジャスパークローネ(牡6歳、栗東・森秀行厩舎)、リメイク(牡6歳、栗東・新谷功一厩舎)の4頭だ。このうち、リメイクはゴールデンシャヒーンで2023年に5着、昨年は4着に入っており、3年連続の参戦となる。ドバイゴールデンシャヒーンでは、これまで日本調教馬の勝利はないが、今年参戦する4頭は日本調教馬初勝利を挙げることができるだろうか。なお、アメリカンステージは、前哨戦のマハブアルシマールで2着と好走しており、ドバイゴールデンシャヒーンがGⅠに昇格した02年以降で初めてとなる3歳馬による勝利を目指す。
★米国の短距離王ストレートノーチェイサーに注目 昨年の覇者タズは目下5連勝中/ドバイゴールデンシャヒーン
ドバイゴールデンシャヒーンには、昨年のBCスプリントを勝ち、エクリプス賞(アメリカ競馬の年度表彰)の最優秀短距離牡馬を受賞したストレートノーチェイサー(牡6歳、米/D・ブラッカー厩舎)が出走する予定だ。同馬は先月サウジアラビアで実施されたリヤドダートスプリントを圧勝してドバイゴールデンシャヒーンに向かうが、今回もアメリカのトップスプリンターの実力を見せつけるだろうか。
迎え撃つ地元・UAE勢では、昨年のドバイゴールデンシャヒーンを制したタズ(セン8歳、B・シーマー厩舎)に注目が集まる。同馬は昨年のドバイゴールデンシャヒーンから5連勝中で、前走のマハブアルシマールでも4コーナーで先頭に立ち、2着以下を寄せ付けず勝利を収めているが、今年のドバイゴールデンシャヒーンも制して連勝を伸ばすことができるだろうか。
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