【レース結果】上門大祐が優勝 男子は3人、女子は2人がMGC切符ゲット/北海道マラソン
陸上・北海道マラソン(31日、大通西4丁目発着=42.195キロ)今大会は2028年ロサンゼルス五輪代表選考会となる27年「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)の出場権がかかったレース。男子は上門大祐(大塚製薬)が2時間11分36秒で優勝した。相葉直紀(中電工)が2時間11分39秒で2位、福田裕大(石川陸協)が2時間11分59秒で3位に入り、MGC出場権を獲得した(タイムは速報値)。女子は坂口愛和(ベアーズ)が2時間31分50秒で優勝し、池内彩乃(デンソー)が2時間31分57秒で2位。上位2人がMGCへの切符を得た。
▼スタート~5キロ 夢の舞台をかけて8時半にスタートした。8時時点での気象条件は気温22度、湿度78パーセント、北東の風1.2メートル。スタート直後は市民ランナーの森井勇磨(京都陸協)が3分を切るペースで飛び出すが、2キロ付近で集団に吸収される。先頭集団には服部らが控える。先頭は最初の5キロを15分38秒とMGC出場の目安となる設定タイム通りで通過。
▼5~10キロ 7キロ地点で先頭集団は20人以上。日差しも徐々に強くなっていく。31分4秒で10キロを通過。
▼10~15キロ 柏優吾(コニカミノルタ)は先頭集団の後方でレースを進める。先頭集団は大きく崩れることなく15キロを46分36秒で通過。
▼15キロ~中間点 20キロを1時間2分19秒で通過。中間点を過ぎた時点で服部勇馬(トヨタ自動車)や柏らが先頭集団からやや離れ始める。服部は苦悶の表情を浮かべる。
▼中間点~25キロ 柏は集団に戻るが、服部は23キロ付近で棄権。先頭集団は15人に絞られる。
▼25~30キロ 山口武(スズキ)が28キロ付近で集団から離れる。柏も30キロを前に再び集団から離される。高久龍(ヤクルト)も集団からこぼれる。先頭は30キロを1時間33分54秒で通過。牟田祐樹(ロジスティード)らが先頭。
▼30~35キロ 牟田は30キロ過ぎで離される。作田将希(JR東日本)も徐々に遅れはじめ、先頭集団は福田裕大(石川陸協)、上門大祐(大塚製薬)、相葉直紀(中電工)の3人に絞られる。
▼35キロ~ゴール 39.2キロで上門がペースを上げ、相葉が反応。福田は一瞬離される場面もあったが食らいつく。40キロを2時間5分1秒で通過。40キロ過ぎで相葉が前に出て、上門が後ろにつく。残り300メートルで上門が前に出て優勝、相葉が2位、福田が3位。上門が2時間11分36秒、相葉が2時間11分39秒、福田が2時間11分59秒で3人ともMGC出場権獲得の基準をクリアした。