60万円のノート。M5 Max MacBook Proを拝んできた
14インチで59万9800円から。16インチは9万5000円高くなって73万9800円から。
円安やら関税やら戦争やらが渦巻く中、ついにノートPCもここまできちゃったか…。心臓クラッシュの高値でApple(アップル)のノートPC最上位モデル「M5 Max版MacBook Pro」、新発売です。
廉価版欲しい人は10万円切りの入門機MacBook Neoだろうし、写真・動画編集なんかの軽い作業をこなせる万人向けノートが欲しい人はM5搭載MacBook Airで充分。この2つをスキップして、あえて高価&高性能のM5 Pro/M5 Max搭載版MacBook Proを買い求めるのはたぶん、3Dレンダリングとかコーディングといった高負荷な作業を日常的にこなす人。それ以外の人にはオーバースペックすぎる買い物です。
気になるのはApple最強プロセッサであるM5 Maxが、M5との価格差を補って余りある処理性能かどうか。そこですよね!
カラーはスペースブラックとシルバーの2色。Airの「スカイブルー」、Neoの新色「シトラス」みたいなカラバリはなし。画面も前と同じLiquid Retina XDR(Apple独自のミニLED)。ずっと来る来ると噂されてたOLEDディスプレイは、今年もありませんでした。逆に、消える消えると噂されていたノッチはしぶとく残ってて、せっかくのmacOS 26の透明なメニューバー(Liquid Glass)が少し見づらくなってます。
いずれにせよ、見た感じは、まったくといいほど変わってません。
M5 Maxに感じる、ビーストの風格
M5 ProにするかM5 Max にするかで一度につなげるディスプレイの数が決まるPhoto: Raymond Wong / Gizmodo US新MacBook Proは両サイズともチップはM5 Pro/M5 Max。中身はかなりの変貌を遂げています(詳細)。両チップとも新たなFusionアーキテクチャ採用で、2つのダイを1つのSoCに統合することで、最上位Mシリーズのコア数を爆増させています。 18コアCPUに加え、6つのスーパーコア(「高性能コア」の新名称)搭載。
M5 Max搭載MacBook Proがいかに爆速かは、Final Cut ProとLogic Proを使ってAppleが編集部にデモしてくれたし、AIコーディングのお手並みはXcodeアプリで拝見したんですが、簡略版Magic 8-Ballアプリを書くくらいのことなら、AIに意図(バイブス)を伝えて自動生成してもらうバイブコーディングで楽勝です。水星が逆行するタイミングを、アプリで正確に予想したりもできてました。
Photo: Raymond Wong / Gizmodo USPhoto: Raymond Wong / Gizmodo USM5 Pro/M5 Max搭載版MacBook Proは、どれもThunderbolt 5 USB-Cポートが3つ。安いM5 版MacBook ProのThunderbolt 4より、データ転送速度は高速です。
M5搭載版につなげる外付けディスプレイは2台(6K&60Hzか4K&144Hz)が限界ですが、M5 Pro搭載MBPは同解像度・同リフレッシュレートのものを3台まで、M5 Max搭載MBPなら4台まで接続が可能。美麗モニターの上位機種「Studio Desplay XDR」なんかをデイジーチェーン接続すれば、省スペースになりますね。
M5 Maxはいずれベンチマークをする予定ですが、今回は端末上にハイエンドな3Dモデリング用アプリがひとつも見当たりませんでした。早くM5 Max搭載MacBook Pro(メモリー128GB)で『サイバーパンク 2077 』や『Control』をプレイして試してみたいです。
処理をMAXに高めた代償
Photo: Raymond Wong / Gizmodo US14インチのM5 Pro搭載MacBook Proは、15コアCPU+16コアGPUで36万9800円(米市場2,200ドル)から。18コアCPU、20コアGPUだと9万円高い 45万9800円(米市場2,400ドル)から。
14インチのM5 Max搭載MacBook Proは、18コアCPU+32コアGPUで59万9800円(3,600ドル)から。40コアGPUだともっと高くなります(米市場4,100ドルから)。
ひょえ~っと青ざめるのはまだ早い。
16インチのMacBook ProなんてM5 Max、最大メモリ128GB、最大SSD8TBの最上位でなんと73万9800円(米市場6,900ドル)もします。もはや中古車が買えるレベル。
まあ、メモリ不足の今日び。これだけのRAMとSSDのスペックを盛ったら値段もそれなりです。もっと安いのは、そう簡単には見つかりません。Proにしがみついてはいたいけど、Airの懐に飛び込んでしまう人もいそうですよね。M5だけど、ずっと安いし。
なんか新味を求めていた人は、新しいディスプレイになるまで「待ち」でもいいでしょう。macOS 26 Tahoeの角の丸いウィンドウは角がつかめなくてリサイズしづらいけど、OLEDのタッチスクリーンならそういう問題もないだろうし。