トランプ大統領、シャワーの水量制限を撤廃-長年の不満解消へ

Ari Natter、Stephanie Lai

  • 「髪をぬらすのに15分もかかるのはばかげている」とトランプ氏
  • オバマ氏導入の節水ルール、1期目で廃止もバイデン前政権下で復活

トランプ米大統領は9日、シャワーの水量を制限する規則を緩和する大統領令に署名した。この節水ルールについて、しっかり洗髪できないとトランプ氏は長く不満をもらしていた。

  これによりシャワーヘッドの1分間当たりの吐水量に関する規制が解除されることになると、事情に詳しい複数の関係者が大統領令の署名に先立ち語った。

  トランプ氏は大統領執務室での署名に際し、「私の場合、美しい髪をケアするため気持ち良いシャワーを浴びたい。水がポタポタとしか出ず、髪をぬらすのに15分もかかるのはばかげている」と指摘。従来のルールでは、「結局、手を洗う時間は5倍になる」と批判した。

  また、大統領令の草案で、「米国民は水道料金を支払っており、連邦政府の干渉を受けることなくシャワーヘッドを自由に選択できるようにすべきだ」との考えを示した。

  オバマ元大統領が最初に導入したこの節水ルールは、1期目のトランプ政権で廃止されたが、その後、バイデン前大統領が復活させていた。

  今回の大統領令について、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

原題:Trump Targets ‘Weak’ Shower Heads He’s Long Complained About (1)(抜粋)

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