日清が『えきそば』の冷食を出してるやん! 本場の味を知る私が食べてみた結果
スーパーの冷食コーナーで『えきそば』を発見した。姫路名物の『えきそば』である。当サイトでも何度か取り上げているが、和風だしと中華めんとの組み合わせが唯一無二だ。
冷食でもあの味は再現されているのだろうか。販売元が日清なので間違いはないだろうが、いやしかし……これはもう、食べて確かめてみるしかない。
・まねきそばの看板商品を日清が
まねき食品株式会社が1949年に姫路駅ホームで販売を開始した「まねきのえきそば」は冒頭に書いた通り、和風だしと中華めんを組み合わせた、ほかではなかなか味わえない一杯だ。
現在も姫路駅に降り立つと、ふわっと良い出汁の香りが漂っていて、思わず店に吸い込まれてしまう。特に寒い日のホームで食べる『えきそば』はたまらないと、関西在住の記者は思ったりする。
そんな『えきそば』の看板商品でもあるのが「天ぷらえきそば」だ。天ぷらがトッピングされているシンプルなメニューではあるが、この天ぷらもまた特徴的。
小エビが入った巨大な天かすの塊、という表現で伝わるだろうか。ふわふわしていて、優しい味わいで、出汁が良く染みる構造になっていて美味しいのだ。
「冷凍 日清 まねきのえきそば 天ぷら」は、まねき食品監修のもと、その「天ぷらえきそば」を再現したものになる。日清はカップ麺でも「まねきのえきそば 天ぷら」を出しているので、信頼度は高い。
・さすが日清
「冷凍 日清 まねきのえきそば 天ぷら」は2025年3月1日に発売されたばかりらしい。記者は最寄りのスーパーにて、ひとつ税込323円で販売されているのを発見。
店頭では現在480円で販売されているので、冷食にしてはそこそこ良い値段であると感じる。しかし記者の家の近くには『えきそば』を食べられる場所はないので、冷凍で出会えただけでも嬉しい。
購入し、さっそく食べてみることにする。作り方はとても簡単で、麺とトッピングをレンチンして、お湯で溶いた出汁の中にドボンするだけだ。ものの数分で出来上がる、なんとも便利な商品である。
見た目はまさしく『えきそば』、そして香りもやはり『えきそば』だ。目をつぶればそこに、姫路駅のホームが浮かぶような気がしなくもない。
麺をすすると、この柔くて歯で簡単にかみ切れるコシのない食感は、まごうことなき『えきそば』。出汁もかつおが効いていて甘めの濃い味で、これまた『えきそば』。
極めつけに、ふわふわした天ぷらもネギまで入っていて、完璧に『えきそば』である。比べれば細かな違いを感じ取れるのかもしれないが、記憶の中の『えきそば』となんら遜色(そんしょく)なし。
どこをどうとっても、あの『えきそば』なのだ。さすがは日清、すごいとしか言いようがない。まさかここまでとは。
冷食のえきそばの販売地区は全国らしいので、あの味が恋しい人は今すぐ購入すべきだ。記者も再びスーパーへ走り、いくつか冷凍庫にストックしておくことにする。これでいつでも我が家が姫路駅のホームである。
参考リンク:冷凍 日清 まねきのえきそば 天ぷら 執筆:K.Masami Photo:Rocketnews24.
▼数分でできる
▼麺と天ぷらが一体になって冷凍されているものと、出汁のもとが入っている
▼出汁のもとは熱湯で溶かすだけ
▼出汁もまた『えきそば』っぽい
▼あの味過ぎて大満足でした