カメラの前で…市街地クマ大捕物の一部始終 被害続発 都内でも目撃

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　岩手県盛岡市で市街地にクマが出没し、警察が警戒にあたっています。週末から全国でクマの被害が相次ぎ、都内でも目撃情報が出ています。

緊迫…目の前でクマ大捕物

　取材班のカメラが捉えたのは、塀に前足をかける1頭のクマ。市街地にある駐車場のフェンス脇を歩いています。警察官が警戒するなか、クマは後ろ向きで歩き出し、後ろ足をフェンスにかけます。

　しきりにフェンスに足をかけようとするクマ。何をしようとしているのでしょうか。

　クマが現れたのは、岩手県盛岡市。クマがいるフェンスの奥には、大きな建物があり、近くにはマンションが建ち並んでいます。

　現場はJR盛岡駅からおよそ2キロ。岩手県出身の元総理大臣、原敬の記念館、その敷地内です。

　市の職員などが駆け付け、クマを警戒。記念館の向かい側には住宅が密集しています。

　クマは、のしのしと歩きながら、近くにいる警察官を警戒しているようにも見えます。

　クマの動きに合わせてパトカーが追っていきます。しばらく、クマはこの場所をうろうろ。

　駐車場では警察官が規制線を貼る作業をしています。すると。

　警察の後ろ側。塀の向こうにクマが。

　敷地内を縦横無尽に動き回るクマ。大きな盾を持った警察官も捜索に当たります。

　現場に緊張が走るなか、再びクマが姿を現します。

　警察が近隣住民に注意を促したその直後、カメラがクマの姿を捉えます。クマは、悠々と歩いているようにも見えます。

　パトカーが目まぐるしく位置を変えるなか、クマが塀の上に。

　パトカーが近付きサイレンを鳴らすと、クマは驚いて再び塀の中へ。人がいる駐車場の方へクマが移動しないよう警察官が阻止します。

　その後、膠着（こうちゃく）状態が続き、1時間が経過したころ…。クマを捕獲するため、ドラム缶型のわなが持ち込まれます。

　雨が降りしきるなか、職員が3人がかりで重たいわなを運びます。さらに、かけつけた獣医師は、長い吹き矢を持っています。クマに麻酔の吹き矢を当てて眠らせる作戦のようです。

　午後3時前、警察官が何かに気付き指をさします。すると、パトカーが移動。パトカーの先、クマがちょこんと塀から顔を出しています。

　獣医師が、吹き矢を放つタイミングをうかがっています。

　塀の奥で移動するクマを、警察が何度も何度も追いかけます。

　クマがまた塀から顔を出しています。

　クマと警察のにらみ合いが続きます。すると今度は市の職員がクマのわなを運びます。すると…クマの捕獲に成功しました。

　今、市街地の中心部にクマが居座る事態が各地で相次いでいます。

　商店や住宅が密集する秋田県内の市街地。午前11時ごろ、路地を塞ぐ警察官の姿が。

　クマは国道13号につながる小路の途中にある建物に居座っています。

　ヘルメットを持った警察官が続々と現場へ。

　クマが居座っているのは、秋田県湯沢市の住宅です。周辺では、午前5時ごろから6時半ごろにかけて、4人がクマに襲われ、けがをしました。

　現場は、JR湯沢駅のすぐ近くです。駅前には大きな商業施設があります。その施設からほど近い国道沿いの住宅地にクマが居座りました。

　現場では警戒が続いています。

恐怖…都内でも新しい爪痕

　20日は東京都内でもクマの目撃情報が。

　午後2時すぎ、目撃情報があったということでハンターが現場に向かっています。

　東京・青梅市。住宅の近くでクマの痕跡が。

　木には、クマの爪痕が。

　青梅市の市街地では、連日クマが目撃されています。

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