捨てられた「100万ユーロの宝くじ」 ゴミの山から奇跡的に発見
【AFP=時事】イタリアで100万ユーロ(約1億8000万円)の当選くじが、ゴミの中から無事に見つかった。勘違いから誤って捨ててしまった当選者が、ゴミ収集業者に助けを求めたところ、くじは原形をとどめたままの状態で見つかった。ごみ収集業者はこの発見を「奇跡的」だと表現した。 【関連記事】コートのポケットから宝くじ 当選額27億円に驚き隠せず ドイツ イタリア南部プーリア州でごみ収集事業を担当する「SANB」の管理者、ロベルト・ニコラ・トスカーノさんは、依頼を受けて、収集作業員たちがトラックに積まれた膨大なゴミの山を捜索したと話した。 トスカーノさんによると、当選者の女性は2日、近所のくじ販売店に当選番号の確認に行ったところ、機械には「換金不可」と表示された。販売店では少額の当選金しか換金できないことを意味するメッセージだったが、その時点で、女性は自身の高額当選に気づいていなかった。 トスカーノさんは「この女性は、愛する人にゆかりのある同じ数字をいつも購入していた」と言い、くじ販売店から帰宅した際に家族からいつもの数字が当選していることを知らされたのだと続けた。 女性は急いで店舗に戻ったものの、宝くじは捨てられ、すでにごみ収集車によって回収された後だった。 トスカーノさんはAFPに「宝くじはすでに収集車に積み込まれていたため、見つかる望みは薄いと思ったが、念の為に収集車のルートを確認した」と振り返る。 幸運なことに当該車両は特定され、収集作業はいったん停止された。 収集されたごみには危険物が含まれている恐れもあるため、車両は設備の整った専門業者の施設に運ばれた。 作業員たちによる「捜索」は1日以上続いた。トスカーノさんは、ごみの中には外れた宝くじや半券が大量にあったが、その中に探していたくじが「奇跡的に破れたりせず、そのままの状態で見つかった」と説明した。 くじが見つかったことを伝えると、女性は感極まって泣いていたという。トスカーノさんは「直接抱きしめてあげたかったが、電話越しだった」と話した。 今回の「捜索」で発生した費用については、女性側がすべて負担するという。【翻訳編集】 AFPBB News