JINSから「メガネにつけるマウス」。これ、かなり革命的かも
これまでも数々のユニークな製品を生み出してきたアイウェアブランド「JINS(ジンズ)」が、新たにデジタルデバイスを操るメガネ「JINS ASSIST(ジンズ アシスト)」を発表しました。
メガネでマウスを操作。“デジタルデバイドの解消”を狙う
JINS ASSIST本体。指でつまめるサイズPhoto: はらいさんJINS ASSISTは、手や腕などに障害のある方でもわずかな頭の動きだけでデジタルデバイス上でマウス操作が可能になるというガジェット。
JINSが過去に手がけたココロとカラダのセルフケアメガネ「JINS MEME」に搭載された独自のセンサー技術が応用され、障害があってマウスを使うのが難しい方や、そのご家族からの要望を受けて誕生したのがJINS ASSISTです。
メガネに着ける小さなボックスが“本体”
Photo: かみやまたくみメガネのテンプル(つる)部分に付けられている小さなボックス状のものがJINS ASSISTの本体です。本体のみの重量は4gと超軽量、JINS ASSISTが装着されたメガネをかけても気になることはありませんでした。
(一定の条件はありますが、JINS以外のメガネにも取り付けられます)。
Photo: はらいさん全長1.7mのケーブルの先はUSB Type-Cとなっていて、WindowsまたはMacに接続することでマウス操作ができます。JINS ASSISTは無線ではなく有線ケーブルが採用されていますが、これにより本体の重量を抑えられただけでなく、充電不要や接続切れの心配無用、つなげば認識される(セットアップがかんたん)といったメリットがあります。
手を使わずとも快適にマウスを操作できました
Video: かみやまたくみ実際に試すことができたのですが、このように頭の僅かな動きだけでカーソル操作を行えます。感度調節なしで体験していたので、自分用に調整できたらさらに直感的になると感じました。
Video: かみやまたくみうなずくことでカーソルを動かすことができ、1秒止まるとメニューが開いて複数のアクションに派生できます。右クリックは右を向く、左クリックは下を向く、ダブルクリックは上を向く、ドラッグ&ドロップは左を向く、といったPCを使うときに必須のアクションが頭の動きだけで行なえてしまいます。ここまで快適に操作できるのには正直、感動しました。
また、画面の同じ箇所をずっと見続ける必要もなく、目や首の疲労感もそこまで心配する必要はないかと思われました。
Photo: はらいさん専用の補助ソフトを使用すれば、最大6つのショートカットを設定することも可能。自分好みにかなり細かく設定できる印象です。
Photo: はらいさんJINS ASSISTは本日より発売で、本体価格は税込15,000円。JINSオンラインショップまたは障害者手帳アプリ「ミライロID」で利用できるミライロストアにて購入可能です(ミライロストアは数量限定)。
特別な機材を導入することなく、低コストで普段自分が掛けているメガネをハンズフリーマウス化できるのは冷静に考えて凄いことです。そして、直感的に使えて多くの人に希望をもたらす可能性もあるのです。
Source: JINS