政府・日銀目標の基調的物価上昇率、ようやく2%に近づいている=赤沢再生相

 2月3日 赤沢亮正経済再生相(写真)は3日の衆院予算委員会で、政府・日銀が共同声明(アコード)で目標としている基調的な物価上昇率について「今ようやく2%に近づいている」と述べた。写真は2024年10月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 3日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は3日の衆院予算委員会で、政府・日銀が共同声明(アコード)で目標としている基調的な物価上昇率について「今ようやく2%に近づいている」と述べた。岡本三成委員(公明)への答弁。

岡本氏は、国民が物価高に苦しむ中、2%の物価上昇率実現を目標に掲げる政府・日銀のアコードは分かりにくいと指摘した。赤沢再生相は「国民が物価上昇で生活が厳しいということは強い問題意識を持っている」とした上で、政府・日銀の物価目標は「基調的な物価上昇を望ましい形で2%に持っていくことだ」と説明した。

これに対し、国民が直面しているのは「コストプッシュ型の物価上昇が乗ったもので、消費者物価の総合と言われるものだ。その2つ(の物価上昇)が入り交じり、分かりにくい」と述べ、コストプッシュ型の物価上昇には対策をとる方針を示した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: