Steamの据え置きゲーム機、メモリ高騰打撃…「上半期」目指すも不透明、価格も“ほぼパソコン”想定か(オタク総研)
PCゲームプラットフォーム「Steam」を運営するValveは7日、2026年上半期に展開予定の新型ゲーム機「Steam Machine」に関する進捗を公表し、販売時期や価格に引き続き遅延や変更が生じる可能性が示唆されている。 【画像】同時に発売見込みのハードウェア3種 同社はこれまで「Steam Deck」と呼ばれるハンドヘルド型ゲーミングデバイスを展開してきたが、Xboxやプレイステーションのような据え置き機風の筐体で設計されている。 そんな本機をめぐり、3月7日の昨年総括において「メモリとストレージの不足への対応に苦慮している」ことを言及。上半期のリリースを目指すとしているものの、実際にスケジュール通りの展開が行われるのかが不透明な状況が示唆されている。 また、先月の声明には「具体的な出荷スケジュールと価格の見直しを行う必要に迫られています」「今年の上半期に出荷するという私たちの目標に変わりはありません。 しかし、具体的な価格と発売日を正式に発表するためには、急速に変化する状況を見極める必要があります。 最新情報は、今後の計画が決まり次第、できる限り早くお知らせする予定です」とも言及されていた。 Steam Machineと名付けられてはいるものの、スペックを見ると実態はほとんどゲーミングPC。約16cmの立方体、Xbox Series Xの半分ほどの筐体にAMDの6コア12スレッドカスタム構成プロセッサを内蔵する。 メモリも一般的な商用パソコン向けのDDR5規格の16GBで、SODIMMモジュール経由のため将来的なアップグレードも可能となっている。GPUはRDNA 3アーキテクチャを採用した専用グラフィックスで、8GBのGDDR6 VRAMを搭載。 Valveはこの構成により、AMD FSR 3のアップスケーリング技術を活用した4K 60fpsのゲーミング体験を実現すると説明。(4K120fpsは非対応)ストレージは512GBと2TBの2モデルが用意される。 ここまでの仕様から、ある程度のゲームタイトルのプレイに適したゲーミングパソコンという印象であること、そして近年のメモリ高騰していることから、やはり価格に注目が集まっている。 こちらは正式発表がなされていないものの過去の予測では「PCと非常に競争力のある価格」と示唆され、コンソール機よりもPCに近いものになるとの指摘も。 コンソール機は通常、ゲーム販売を通じてコストを補填するため、同等スペックのPCよりも安価に販売することができる一方、仕様上はほぼパソコンであることを考慮すると、PlayStationなどの水準での展開は厳しい可能性が高い。
テクノロジー/ゲーム担当=初出・掲載元:オタク総研(0115765.com)