中欧向けロシア原油が輸送停止、ウクライナが輸送管攻撃との指摘
ハンガリーとスロバキアの当局者は、ロシアから中欧に原油を運ぶ「ドルジバ・パイプライン」経由の両国へのロシア産原油輸送が18日に停止されたと明らかにした。ハンガリーとロシア間の同パイプライン。2022年5月撮影(2025年 ロイター/Bernadett Szabo)
[ブダペスト 18日 ロイター] - ハンガリーとスロバキアの当局者は、ロシアから中欧に原油を運ぶ「ドルジバ・パイプライン」経由の両国へのロシア産原油輸送が18日に停止されたと明らかにした。ハンガリーはパイプラインの一部がウクライナ軍の攻撃を受けたためだと主張している。
ウクライナのシビハ外相は今回の攻撃について肯定も否定もせず、Xへの投稿で、ハンガリーは「ウクライナではなくロシアに苦情を申し立てることができる」と述べた。
他の多くの欧州連合(EU)諸国とは異なり、ハンガリーはロシアのウクライナ侵攻以来、ロシアのエネルギーへの依存を維持。原油の大半をドルジバ・パイプライン経由で輸入している。
米ワシントンでは18日、ロシア・ウクライナの和平協定を巡り、米ウクライナ首脳会談が欧州諸国の首脳が同席する形で開催される予定。
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