「真の地獄」 悪名高い拘置所に収容のマドゥロ大統領夫妻、待遇は
マンハッタンのヘリポートに着陸した後、手錠をかけられ、裁判所へ向かうマドゥロ大統領と妻のフロレス氏=5日/XNY/Star Max/GC Images/Getty Images
(CNN) 米国で麻薬関連などの罪に問われたベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と妻のシリア・フロレス氏。豪華な宮殿暮らしから一転、米ニューヨークの拘置所での生活を強いられている。
収容されているのはブルックリン区の悪名高いメトロポリタン拘置所。「あそこは真の地獄だ」と連邦刑務所に詳しいコンサルタントのサム・マンゲル氏は言う。「暖房はほとんどない。全員にウールの毛布が1枚支給される。金属製のベッドの上で、非常に薄い2インチ(約5センチ)のマットレスと枕で寝る」
メトロポリタン拘置所、通称MDCでは、停電や人員不足、収容者の苦情が後を絶たない。
CNNは、マドゥロ夫妻の待遇については確認できていない。看守にも夫妻の代理人弁護士にもコメントを求めたが返答はなかった。
マドゥロ夫妻は一般の受刑者とは切り離された区画で、別々の独房に収容されている可能性が大きいとマンゲル氏は推測する。
マンゲル氏は拘置所のマドゥロ氏を「治安上のリスク」と位置付ける。「同拘置所に収容されているギャングメンバーや麻薬密輸組織のメンバーが、彼のことをどう思うか分からない。従って一般の収容者と一緒にすれば、同拘置所にとってとてつもない治安上のリスクになるだろう」
マドゥロ夫妻は米軍によって3日に拘束されるまで、広大な大統領公邸のミラフロレス宮殿で暮らしていた。
今は凶悪犯罪や注目の事件にかかわった被告らと同じ拘置所にいる。
弁護士も収容者も「吐き気がする」「ゾッとする」と口をそろえるMDCは、真に危険な場所でもある。2024年には収容者2人が別の収容者によって殺害される事件も発生した。