27万円のハイエンドXRゴーグル。サムスン「Galaxy XR」で何ができる?
ここでもGeminiが活躍。
サムスンは日本時間22日、Galaxy Eventを開催。新型XRヘッドセット「Galaxy XR」を米国および韓国向けにリリースすると発表しました。価格は1,799.99ドル(約27万円)で、今のところ日本での販売予定は明らかにされていません。
OSには「Android XR」を採用。Android XRにはAIアシスタントのGeminiが統合されており、自然で直感的な操作によってタスク管理を支援します。ヘッドセット型のGalaxy XRは、ユーザーが見ているものや聞いているものを理解し、周囲の状況を把握することにより、より自然な会話形式でリアクションしてくれるとのこと。
ベーシックなGoogleアプリにはほぼ対応しており、GoogleマップやYouTube、かこって検索、GoogleフォトはXR向けに最適化。たとえば Google マップで 3D の世界を探索し、Gemini に話しかけると、ガイドとして利用することができます。かこって検索では「パススルーモード」で周囲の物を調べることが可能。さらにGoogleフォトでは、2D画像を3Dに変換して楽しむことができます。
Galaxy XRは人間工学に基づいて設計され、額と後頭部への圧力を分散。長時間装着しても快適に過ごせるような装着感を実現。また、バッテリーパックが本体と分離した軽量設計になっています。ライトシールドは取り外し可能で、外せば通気性アップ、装着すれば光を遮断して深い没入感を得ることができます。
高精度のセンサーやカメラが頭・手・視線の動きを正確にトラッキング。また、ノイズ除去機能を搭載したマイクは、ユーザーの声をはっきりと認識。そこにGeminiのサポートが加わり、XR専用アプリを通じて仮想世界と現実世界の両方を行き来し、自然なインタラクションを体験することができます。
4K解像度に対応したOLEDマイクロディスプレイを搭載しているため、くつろぎの時間で自分だけの個人用シアターを利用するような、没入感の高い映像視聴体験を味わうことができます。また、XR専用ゲームをプレイする場合は、Geminiにリアルタイムでコーチングしてもらったり、ヒントをもらったりすることも可能。
チップセットはクアルコムの「Snapdragon XR2+ Gen 2」を採用。ビジュアル面での表現力や高性能AI処理で没入感は抜群。バッテリーは最大2.5時間なので、途中で離脱することなくコンテンツを思う存分楽しめます。
やはりAppleのVision Proに対抗するデバイス、という印象ですが、 Gemini搭載でマルチモーダルAIが使える点はVision Proより良さそう。
Galaxy XRは米国で10月21日、韓国で10月22日に発売開始。カラーバリエはシルバーシャドウの1色で、メモリーは16GB、ストレージは256GB。コントローラーとケース(別売)も同時発売。
Source: サムスン