ロシア、インドと地対空ミサイルS400の追加供給交渉
9月3日 ロシアのタス通信は2日、ロシア連邦軍事技術協力サービス庁のドミトリー・シュガエフ長官の話として、ロシア製地対空ミサイルシステムS400のインドへの追加供給に向けて同国と交渉していると伝えた。写真はロシア製地対空ミサイルシステムS400。5月9日にモスクワで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[3日 ロイター] - ロシアのタス通信は2日、ロシア連邦軍事技術協力サービス庁のドミトリー・シュガエフ長官の話として、ロシア製地対空ミサイルシステムS400のインドへの追加供給に向けて同国と交渉していると伝えた。
タスによると、シュガエフ氏は「インドは既にロシア製のS400システムを保有している」とした上で、「この分野で協力をさらに拡大する可能性がある。つまり新たな供給で、現時点は交渉段階にある」と明らかにした。
インドは2018年、ロシアから長距離地対空ミサイルシステム「S400トリウームフ」5基の供給を受ける55億ドル規模の契約を結んだ。インドは、中国からの脅威に対抗するためにミサイルシステムが必要だとしている。
しかし、ミサイルシステムの供給はこれまでに遅れを繰り返しており、ロシアは残る2基を26年と27年にインドへ納入する見通しだ。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、20―24年のインドの武器輸入に占める国別の割合はロシアが36%、フランスが33%、イスラエルが13%だった。
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