【忍殺コラボ】『SHINOBI 復讐の斬撃』を『ニンジャスレイヤー』原作者=サンがプレイ。感想で見事に見抜かれた、コンボ派生の無限の広がりと風光明媚な全ステージの模様をレビュー

 セガから2025年8月29日に発売される、Nintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)向けソフト『SHINOBI 復讐の斬撃』。
※当記事は『SHINOBI 復讐の斬撃』の提供でお送りします。
 シノビ、つまりニンジャ。そんな神話的存在が実在するはずがないと、多くのモータル(一般人)は考えている。だが、我々はとある小説を通じてすでに、古代から続くニンジャの暗躍を、サツバツ・アトモスフィアに満ちたイクサを知っている!

 『

ニンジャスレイヤー』という、全世界で人気のサイバーパンク・ニンジャ活劇小説がある。今回はこの『ニンジャスレイヤー』の原作者、フィリップ・N(ニンジャ)・モーゼズ=サンに『SHINOBI 復讐の斬撃』をプレイしていただき、感想を寄せてもらいました。ユウジョウ!
ジョー・ムサシと『ニンジャスレイヤー』の、夢のコラボレーションまつりだ! ヨッソイ!
 さすがはニンジャ真実の伝道師のひとり。モーゼズ=サンのコメントからは、本作のコマーシャルすべき魅力が的確に伝わってきた。 当記事ではモーゼズ=サンのコメントを開始点としつつ、全ステージをプレイしたジャーナリストの筆者が、ニンジャヘッズ(重篤な『ニンジャスレイヤー』ファンを意味するコトダマ)視点でさらなる魅力を解説していきたい。モーゼズ=サンのようなポエットな語り口ではお届けできないのが実際クルシイが、ヨロシクオネガイシマス。
 僕たちのサイバーパンク・ニンジャアクション小説作品『ニンジャスレイヤー』は、Y2K以前のクラシックなニンジャ映画やニンジャゲームの数々からもたくさんの影響を受けている。『SHINOBI
』シリーズは、そのような偉大なセンパイのひとつだ。

 僕自身はあまりアクションゲームがうまくないため、大昔にオリジナルの『

忍 -SHINOBI-』(1987年)と『シャドーダンサー
』(1989年)をいくらかプレイしたことがあるくらいなのだが、その光景はまだ僕のニューロンに強烈に焼き付いている。 とくに、『忍 -SHINOBI-』のOPに現れる巨大なニンジャの顔は僕にニンジャに対する原初的恐怖を植えつけたし、情け容赦ないカトン・ジツを放ってくるボスも怖かったね。君もきっとあのOPを見たら、ニンジャリアリティショックを受けるだろう。まるで悪夢のようだった。打って変わって、FPS視点で迫ってくるニンジャたちにスリケンを投げまくるボーナスステージは爽快感がすごく、スリケンに対する圧倒的な信頼感を教えてくれた。
初代『SHINOBI』オープニング画面(上)と初代『SHINOBI』FPS視点ボーナスステージ画面(下)。
 『シャドーダンサー』はグラフィックが劇的に進化していて驚いたし、ニンジャドッグを連れているという設定がとても好きだったな。ちなみに、ニンジャドッグのヤマトは敵の攻撃を受けると物理的に小さくなっちゃうんだ。カワイイだよね。
 さて、思い出話はこのくらいにして、現在の話に戻ろう。今回は光栄にもSEGA社から『SHINOBI』シリーズの新タイトル『SHINOBI 復讐の斬撃』の試遊プログラムをいただいたので、さっそくプレイしてみることにした。 オボロニンジャ・クランの装束が『シャドーダンサー』のスタイルだったからなじみやすかったし、ステージ2でニンジャドッグが出てきたときには感動したね。強制スクロールのステージもとてもエモーショナルな演出だった。昔ほどいっぱいスリケンやクナイを投げないけど、やっぱり時代は飛び道具にきびしいのかな。
 その代わり、今回の『SHINOBI』はカラテがすごい。ボタンを適当に押しても多彩なコンボがくり出せて、自由に空中コンボにまでつなげられるのは爽快感がすごかった。かっこいい技を当てるほどゲージも溜まるしね。ショップや新しいステージのイベントでは、ニンポだけでなくさまざまなカラテアクションが手に入れられるんだ。とくに、ステージ3のランタン・フェスティバルの街で手に入れたポン・パンチ(訳註:正式名は“赫念當て”)はお気に入りだ。君もぜひ手に入れて使ってみてほしい。
 手書きイラスト風の世界もワビサビを感じたし、とても今風でクールだと思う。こうしたIP(知的財産)やシリーズが時代ごとにモダンにアップデートされながら何10年も成長し続けるというのは、実際偉大なことだし、それに挑み続けるのもチャレンジングなことだ。大きなリスペクトを捧げたい。
 ちなみに僕はアクションゲームがあまり得意ではないので、チュートリアルステージでは何度となく炎の中に突っ込んでやり直しになったし、最初のボスも100回くらい戦った気がする。それでも再チャレンジが簡単だし、少しずつアクションが手になじんでいくのを感じ取れた(ボスも最終的にはトビゲリでゴリ押ししたら勝てたので良かった)。 まだまだプレイが追いついていないので、ストーリーなど細いところについてはコメントできないが、このまま引き続き進めてみたいね。『SHINOBI 復讐の斬撃』は全体的にとてもガイドが丁寧な作りだと思ったので、あまりアクションが得意でない人や、アクションを全くプレイしたことがないニンジャヘッズの人にもおすすめできると思うよ!
フィリップ・N・モーゼズ=サン (ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズ)
 モーゼズ=サン、オツカレサマドスエ。ここからはモーゼズ=サンのコメントをもとに、本作の魅力に迫っていこう。なお、本記事はニンジャヘッズ向けに『ニンジャスレイヤー』の作中用語を多数使用して書かれている。本ゲーム内の正式な名称とは異なる場合もあるので、そこは実際にプレイして確かめていただきたい。 さて、我々ニンジャヘッズがまず注目すべきは、以下のポイントとなる。これがモーゼズ=サンからのインストラクション・ワンだ。「カラテがすごい」「ボタンを適当に押しても多彩なコンボが繰り出せて、自由に空中コンボにまで繋げられる」
カラテ、すなわち格闘術。本作の格闘アクションは無限の可能性を秘めている。
 『SHINOBI 復讐の斬撃』に登場する主人公ジョー・ムサシは、『ニンジャスレイヤー』に多く登場する、ニンジャソウルの憑依で力を得たニンジャとは異なる。日々の鍛錬のみによって驚異的なカラテを身に着けた、伝説の“リアルニンジャ”である。 彼の成長は、ゲーム内でも留まるところを知らない。操作方法の詳細は過去に筆者がお届けした記事を参照していただくとして、今回はその進化の一例をお見せしよう。なお、ボタン表記についてはPS5版のものに準拠している。
 近接弱攻撃(□ボタン)と近接強攻撃(△ボタン)による、最初から使用可能なバランス型コンボ。近接弱攻撃は威力とスピードに優れ、近接強攻撃はスキが大きいながら、威力の高さと“処刑ゲージ”の蓄積量、ならびに“アーマーダメージ”に優れている。 敵の体力ゲージの下にある白い“処刑ゲージ”を最大まで溜めると、敵の頭上に“滅”の文字が現れ、その敵を一撃で葬るヒサツ・ワザ“シノビ・エクスキューション”が発動可能。弱攻撃の連打でスピーディーにサヨナラするのもいいが、シノビ・エクスキューションで倒せば敵からより多くのドロップアイテムを得られる。
シノビ・エクスキューションで敵を倒せば、体力回復アイテムも多く手に入って実際お得。
 アーマーダメージが高い近接強攻撃を含むのも、このコンボの重点。アーマーを持つ敵はアーマーが壊れるまで、攻撃を受けても一切ひるまない。こういったヨタモノに対しては、いち早くアーマーを破壊する必要があるのだ。
アーマーが破壊しやすいのに加え、最後の一撃で敵を大きく吹き飛ばすのもこのコンボのポイント。空中で無防備状態の敵は、ハイクを詠むことしかできない!
 基礎コンボの発展形で、R1で攻撃の後隙をキャンセルし、前方に飛びかかる“旋転”を出す。旋転からは近接弱攻撃(□ボタン)始動の連続技が、ゲーム開始直後からくり出せる。さらにゲームを進めていくと手に入る“戦闘技”によって、近接強攻撃(△ボタン)でアーマーダメージに優れた連携につなげられるようになったりと、旋転からの派生も増えていく。
旋転には敵の体や攻撃を無敵化してすり抜ける、ムテキ・アティチュードめいた効果もある。
 上記の例では、旋転中はムサシが空中にいる扱いになるのを利用して、空中でくり出す戦闘技“逆手天刃”につなげている。この戦闘技はゲームを進めていくうちに手に入るもので、さらに敵を吹き飛ばして連続攻撃のチャンスを生み出す。 ほかにも旋転からのコンボにはさまざまなパターンがあり、どうつなげるかは自由。処刑ゲージやアーマーダメージについても考慮できるようになれば、あなたもリアルニンジャへの道に一歩足を踏み入れられることだろう。
旋転のあとの連続技から、さらに旋転でつぎの技へ。連続技の途中でも、インセクツ・オーメン(虫の知らせ)で危機を察知したら旋転で回避に移ろう。
 モーゼズ=サンもお気に入りのポン・パンチ、“赫念當て(かくねんあて)”。近接強攻撃(△ボタン)長押しで放つ、アーマーダメージに優れた攻撃だ。道を塞ぐ障害物“妖魔壁”を破壊できるため、探索でも役立つ。
赫念當てを入手した後には、ぜひ過去のステージに戻って妖魔壁を壊し、その先を確認してみてほしい。
 さらにゲームを進めていくと、この赫念當てをボタン長押しではなく、コンボの締めにノーチャージで放てるようになる戦闘技“赫念締め”を会得できる機会がある。強力な赫念當てをコンボに気軽に取り入れつつ、さきほど紹介した旋転からのコンボにもつなげていけるようになる。ワザマエ! アーマーに対しては、敵の頭上にジャンプして放つ“金剛落”を何度も連打するのも有効。敵の頭上という有利な位置を取ること、すなわちフーリンカザンの精神で、イクサを優位で進められるのだ。ただし、金剛落はゲーム中盤以降のタイミングで入手可能になる技となっている。
ゲーム後半には、アーマーを持つ敵がより多く出現する。赫念締めや金剛落といったアーマーダメージが高い技を活用し、まとめてアーマーを破壊せしめよう。
 この基本攻撃からの多彩な派生も、本作での格闘アクションの進化や派生の、ほんの一例。本作ではゲームを進めたり、各ステージの探索を進めたりすることで、移動や探索、なかには金剛落のように戦闘でも役立つさまざまなスキル“忍技”や、コンボの派生を増やしてくれる“戦闘技”の数々のほか、体力量アップなどのムサシを強化してくれるさまざまなアイテムが手に入る。これらを入手するたびにジョー・ムサシのカラテは進化し、強敵とも渡り合えるようになっていく。 さらに、敵を攻撃することで溜まる“忍法ゲージ”のストックを使用して放つ“忍法”や、敵から攻撃を受けたり敵が落とす“赤い魄(はく)”を集め、画面左上のひし形のゲージを最大まで溜めると使用できる奥義“忍術”もまた、立ち回りに大きな変化をもたらす。
筆者愛用の忍法“八双手裏剣”は空中から大量の手裏剣を放つ技で、密着して放てば一気に処刑ゲージを溜められる。一発の力に頼ってはならぬ、一千発のスリケンを投げるのだ!
 忍法、忍術ともに、ボタン入力によって複数の種類の中から使い分けることが可能。とくに忍法は全部で8種類あり、4つまで装備できる。どの忍法を装備するか、カスタマイズだけでも何時間でも悩めそうだ。
究極の奥義・忍術には4種類あり、画面全体を攻撃する“火龍の術”と回復技“衹水(しすい)の術”はともに汎用性が高い。
 本作では各ステージに強力な“精鋭部隊”の敵グループや、触れるとダメージを受けつつ一定の地点まで強制的に戻されてしまう、トゲや炎によるトラップが満載のアスレチック地帯など、最初は挑んでみても「モハヤコレマデー!」と諦めのチャントが漏れるような高難度チャレンジが用意されている。 だが、そんなときはチャドーの呼吸と、フーリンカザンの精神をどうか思い出していただきたい。先のステージで忍技や、さきほど紹介した衹水(しすい)の術などを手に入れてから戻ってきて挑戦してみれば、成功率は大幅にアップするはずだ。落ち着いてからのカスタマイズは実際大事。急いだヒキャクがカロウシした、というコトワザもある。
精鋭部隊は、ステージ各所にある般若の面を攻撃することで出現する。カラテ不足を感じるならば、後回しにしても問題ない。
アスレチックが苦手な人には、とくに終盤に手に入る忍技“ムササビ”を獲得するまで頑張ってほしい。滑空が可能になり、アスレチックが劇的にプレイしやすくなる。
 カラテの進化だけでなく、新たな忍技でいままで行けなかった場所にも行けるようになるのも本作のおもしろいところ。そこになにが隠されているのか、タイガー・クエスト・ダンジョン(虎穴に入らずんば虎子を得ず)の精神で探検するのがまた楽しいのだ。 さらに装備品“護符”の効果によって、特定の技や忍法が強化されたりと、アクション面のさまざまなカスタマイズも可能。皆さんにもぜひ自分だけのカラテを研鑽し、マスターしていただきたい。ノーカラテ・ノーニンジャの精神だ。
各ステージに隠された“朧珠”を集めれば、ショップの品揃えを増やしてさらにムサシを強化できる。ほかにも謎めいた“シークレットキー”や“刀の破片”など、集めるとなにかが起こるアイテムも。
 モーゼズ=サンが「手書きイラスト風の世界もワビサビを感じた」とおっしゃっていた通り、『SHINOBI 復讐の斬撃』の世界はまさしく風光明媚。プレイヤーの皆さんの目に、もう一度見たい数々の名場面が焼き付いていくことは必至。
本作のステージは大きく“ゾーン”で区切られており、ゾーン内の全ステージをクリアーするとつぎのゾーンへと進める。
 提灯祭りの陰での死闘……魚市場でのセリ・チャントに隠された真実……巨大な“カイジュウ”との対決などなど……ジョー・ムサシの復讐の旅路、その見どころの数々を、ここで皆さんにご紹介していきたい。 なお、ストーリー面の重要なネタバレはケジメ案件となるため全面的に伏せさせていただいているが、それでも多少はストーリーの流れに触れるため、気になる方はご注意を。
 新たな命を宿した愛妻ナオコや、勤勉な弟子トモエを始めとした門下生たちとの、平穏な日々を過ごしていたジョー・ムサシ。しかし彼らオボロニンジャ・クランの力が世界征服の障害になると決めつけた“ENE-CORP”の長・ルーズ卿は、非道にも朧の里をアンブッシュにて火の海にせしめた! ここからジョー・ムサシの復讐の炎もまた、天を衝くがごときアトモスフィアで燃え上がるのである。
平和な里は焦土となり、おお、ブッダミット! 里の忍者は石と化していた!
 人間の近代的大部隊だけでなく、妖怪をも操るルーズ卿は“赤猿鬼”にジョー・ムサシの抹殺を命じて去るが、しょせんはサンシタのフェアリー風情。怒りに燃えるジョー・ムサシの敵ではない。ベイビー・サブミッション(赤子の手をひねるがごとし)!
前転や旋転ではすり抜けられない“ダークアタック”のひとつ、巨大なタツマキ・ジツを放つ赤猿鬼。しかしニンジャ跳躍力をもってすれば、跳び越えることは容易!
 朧の里を発ったジョー・ムサシは、忍犬ヤマトの力を借りてルーズ卿の部隊を追撃するも、追いつくことはかなわなかった。ルーズ卿の居場所を探るためにENE-CORPの活動が見られた場所へと、ツジギリめいた潜入調査を続けるムサシ。その復讐の炎を、さらに燃えたぎらせる事件が彼を襲う。
このボーナスステージでは、モーゼズ=サンもお気に入りだった忍犬ヤマトが大活躍。
美しい提灯祭りの陰では、まさかの非人道的兵器が。祭りに集うモータルの平穏を守るためにも、走れ! ムサシ! 走れ!
人が寄り付かぬ山岳には、謎の採掘施設とマンダラの神話的秘密が! ステージ内で手に入る忍技“鋼鷹爪”は、特定の壁や天井につかまれる便利な技だ。
 さらに激しさを増す、ENE-CORPとの戦い。ネオン看板が自然現象に負けじと蛍光色を滲ませるネオシティの路地裏では、初代『忍 -SHINOBI-』の記憶がフラッシュバックする街のモータル救出劇が! シティではまさかの空からの襲撃やヤクザとの抗争など、予想外の状況がさらにムサシを襲う。だがサイオー・ホースのコトワザどおり、モータルたちを助けることで、空中のフックに向かって移動できる忍技“鎖分銅”が手に入る。
助けを待つ街のモータルは、昔どこかで見たような姿をしている。そしてヤクザのキジマ=サンは、サイコキネシスめいた能力で刀を操る!
 ENE-CORPの侵略は容赦がなく、市民のためにあるべき魚市場はバイオ兵器をも含む軍備の輸出港にされ、ヒョットコめいたタコ看板ですら死闘の舞台と化す。さらに海底軍事基地に誘い込まれたムサシは罠にかかり、ナムサン! まさにビトゥイーン・タイガー・アンド・バッファロー!
平和な魚市場もまた、血なまぐさいイクサの場となる。海底軍事基地では無数の灼熱の罠が待ち受けるが、道中で忍技“金剛落”が入手できる点は見逃せない。
 なお、このゾーン3をクリアーした際に流れるストーリームービーは、全ニンジャヘッズ必見。ニンジャヘッズならば誰もが、『ニンジャスレイヤー』のとある超人気エピソードを想起することだろう。うれしさのあまり場合によってはNRS(ニンジャリアリティーショック)を発症しかねないが、ダイジョブダッテ! カラダニキヲツケテネ!
 戦いはいよいよ佳境に差しかかる。ニンジャ野伏力を駆使して情報を集める一方で、敵から奪ったサーフボードで海の戦いを潜り抜けたムサシ。彼の前についに、ENE-CORPの3つの重要拠点が姿を見せた。 長大な軍事列車は、モータルならば一瞬でネギトロめいて粉砕されかねないガトリングガンで武装されているが、ムサシに対してはオモチャも同然。列車の上を、内部を縦横無尽に駆けるムサシにカンニンブクロが暖まってきたENE-CORPは、オーバードーズめいて最新兵器群を逐次投入していく。
アンタイ(アンチ、対)ニンジャ砲弾を用いて「沢山撃つと実際当たりやすい」のコトワザを体現しても、リアルニンジャ・ムサシを止めることはできない。
 かつてENE-CORPとレジスタンス軍のセキバハラめいた決戦の地となった砂漠では、不死身の強敵“ビーストマスター”がムサシを狙う。このステージで忍技“ムササビ”を手に入れることで、ムサシは滑空移動と気流に乗っての上昇が可能となり、さらに活動範囲が拡大! 
マバタキ・ジツめいたテレポート能力を持つビーストマスター=サンでも、ムササビを手に入れたムサシの機動力からは逃れられない。
 ENE-CORPの強化兵士生産を止めるべく乗り込んだ研究施設では、魚市場にいたバイオ・モンスター以上の恐るべき兵器がムサシの行く手を阻む。バイオ・スモトリもかくやのタフさを持つバイオ兵器であろうとも、ムサシのカラテをもってすれば爆発四散は必至。慈悲はない。
ゴウランガ! これは暗黒カラテ技、タツマキケンであろうか。相手はたかがバイオ兵器などと、侮ってはならない。
 各地でのムサシに対する敗戦で追い込まれたルーズ卿が起動したのは、無敵の最終兵器である巨大怪獣“テンヴァル”。外部からはいかなる攻撃も受け付けない巨大怪獣に対して、ムサシは体内に突入していく。それ自体が難攻不落の城であり、罠である怪獣の体内を突き進み、心臓にたどり着いたムサシが見たものとは……。
怪獣の体内でも、ENE-CORPの攻撃が続く。執拗!
 巨大怪獣を倒し、ルーズの居城にたどり着いたムサシを待ち受けていたのは、さらに恐るべき罠の数々とルーズの手勢によるアンブッシュ、そしてかつての強敵のリベンジ。そのすべてを制したムサシの前に、ルーズ卿の拠点がそのジゴクめいた姿を現わす。 復讐の炎を心に燃やし続けるムサシは、はたして勝利することができるのか。神話めいたイクサの最終点は、ぜひ読者の皆さんの目で確かめていただきたい! ストーリークリアー後には、新たにスコアアタックに挑める“アーケードモード”や、ボスとの連戦に挑戦できる“ボスラッシュ”が解放されるので、さらにシノビの技を磨いていこう。
これまでのあらゆるステージを凌駕する、最高難度の最終ステージ。しかしムサシと、ここまで来られたプレイヤー諸兄のワザマエならば、突破は可能なはず。
この世ならざる場所で、ついに対峙するムサシとルーズ卿。ただの復讐劇には留まらないドラマティックなイクサを、ストーリーの結末を、ぜひ見届けてほしい。
  • 対応機種:Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)
  • ジャンル:アクション
  • 発売日:2025年8月29日発売予定
  • 発売元:セガ
  • 開発元:Lizardcube
  • 価格:各3300円[税込]、デジタルデラックス版(ダウンロード専売) 各4400円[税込]
  • 対象年齢:CERO 12歳以上対象
  • 備考:プレイステーション4版、Xbox Series X|S版、Xbox One版、PC(Steam)版はダウンロード専売
 サイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』の第1部“ネオサイタマ炎上”編の4冊から、コアストーリーを選出して時系列順に読みやすく並べ直しリマスターが発売。ニンジャスレイヤーとソウカイ・シンジケートとの熾烈な戦いが幕を開ける!
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